オンライン英会話から考える会話授業での振る舞い方

投稿者: | 2017年10月24日

数か月前からENGLISH CENTRALというところでオンライン英会話レッスンを受けています。要はスカイプを使ってフィリピン人の英語教師と英会話をするというものなのですが、多数在籍する英語教師の中にはやはり「合う人」と「合わない人」がいます。お気に入りの教師は3人いて、最近はその中から選ぶようにしています。

その授業を受けている経験から、どのように我々日本語教師は立ち振る舞わなければならないかを考えてみます。

笑顔を絶やさず元気よく

これは最も重要なことでしょう。前授業を受けた教師の中には「私最近何故か疲れているのよね。でも今日はこれが最後のレッスンだから嬉しいわ」みたいなことを言う人がいて、絶句しました。そんなことを聞かされた生徒(私)は申し訳ない気分になってしまいます。

もちろん同じ語学教師として、その教師の発言はすごく理解できます。教師だって疲れるでしょうし、最後の授業が終わる瞬間というのは嬉しいものです。でも、それはみ~んなわかっていても言っちゃいけないことですよね。

私のお気に入りの男性教師の一人は、「今日の気分はどうですか?」と聞いたら、「いや~昨日は忙しくて4時間しか寝られなかったんだよね~」と言った後で、「でも今はなぜかエネルギーが体に満ちあふれているんだよ」と言っていました。指導を受ける方としても、先生が笑顔を絶やさず元気よく授業に臨んでくれないとやる気がでませんね。

表情を使い分ける

これ、意外と重要なことです。あちらは「先生」です。私は「習う方」ですから、その英語能力には圧倒的な差があります。英語で話しながらも「自分の言っていることを理解してくれているだろうか」という不安は常につきまといます。

今まで受けた先生の中で、基本が渋い顔の人がいました。常に眉間にしわを寄せているような。これは性格かもしれませんが、終始「伝わっていないんじゃないか」という不安を感じたのを覚えています。相手がつたない会話能力で一生懸命話している場合は、多少おおげさに首を縦に振ってあげたり、相槌を頻繁に打ってあげるのが良いでしょう。話している方は安心しますね。

基本が明るくニコニコしている先生も、時として渋い顔をする時があります。しかし、その落差から、「あ、この部分は通じてないな」というのが話している方もよくわかりますので、表情の使い分けは必要だと思います。「基本ニコニコ、時々渋顔」。これで行きましょう。

相手が言い終わるまで待つ

これが結構腹立ったりするんですよね。こちらとしては一生懸命話そうとしてるんですが、その途中で「あ~あなたはこういうことが言いたいんでしょう?」とか「あ~わかるわかる」とか言って話を切ってしまうんですよね。

あくまでも会話のレッスンというのは会話のレッスンです。おしゃべりが楽しくなってくると、内容重視になってくる先生がいますが、これは自重してもらいたいものです。

教師は相手が言いたいことが一段落するまで待ち、その後に「確認する」とか「返答する」などをすべきでしょう。

スキを見せる

ここで言うスキとは、生徒が質問したり、教師に話しかけるスキのことです。これは語学の授業だけじゃなくて、教師全般に言えることですが、こちらは質問したくて機会を伺っているのにそのスキを全く見せてくれない人がいます。これはダメです。

まだ私は英会話が初級ですから、ある程度頭の中で文章を作る時間が必要な時があります。スキがない先生だと、私が考えている間に次のトピックに移ったりしてしまい、「言わんとしていたこと」が言えずに終わってしまうことがあります。「言いたい」から英会話のレッスンを受けているのに、「言えないで終わる」というのはダメですよね。

会話の授業では上のようなことに気をつけるといいのではないでしょうか。私もできているかどうかよくわかりませんが、肝に命じておきたいと思います!

 

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