【2017年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(2/4)

投稿者: | 2018年3月14日

【2017年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(1/4)からのつづきです。

 

弁護士  公務員  運転手  建築家  料理人

「インパクト」と「衝撃」、どちらを使っても表す意味の差がそれほど現れない場合もあるが、入れ替えが難しい場合もある。例えば、「背中に大きな衝撃を受けた」という場合、この「衝撃」を「インパクト」に置き換えるのは難しい。また、「彼の顔にはインパクトがある」という場合もこれを「衝撃」に置き換えるのは難しい。鑑みると、物理的に打撃や攻撃を受けたり与えたりした場合には「衝撃」を使用し、心的に何らかの衝突がおこり強い印象を与えたり受けたりする場合には「インパクト」を使うのものと考えられる。

「広まる」も「広がる」もどちらも「広くなる」という意味を持っています。だから「うわさが…」の時は「広まる」を使っても「広がる」を使ってもあまり意味のちがいはありません。しかし、違う点もあります。
「広がる」は「何かが広くなったり、大きくなる」時に使います。例えば、「工事をして、道路が広がりました」。これは5メートルだった道路が10メートルになった時です。また「日本語を勉強して、世界が広がりました」。これは本当に何かが広くなったのではないですが、いろんな人と話せるようになって、自分の世界が広くなったんですよね。このようなときにも使います。
「広まる」は「広がる」と似ていますが、何かの大きさや広さが大きくなったら広くなるよりは、「知っている人が増える」ような時に使います。例えば「「やさしい日本語」が広まる」というのは、「やさしい日本語」を知っている人や、使う人が増えるという意味です。ほかにも、最近オリンピックがありましたが、普段はあまり見ることのないスポーツがテレビで放送されました。それで例えば「カーリングが日本に広まる」という使い方もできます。「カーリング」というスポーツを知っている人や、する人が増えるという意味です。

(1)c/イ   (2)b/ゥ

(3)b/ゥ  (4)c/ゥ  (5)a/イ

●推測
聞き取れないところは推測をもっておぎなうという方法。推測の根拠には言語的なものもあれば、非言語的なものもある。たとえば、「決して」とくればその次には否定形式がくることは当然だし、相手がニコニコ話していれば否定的なないようではなさそうだというようなことが推測できたりする。

●質問
一方的な放送を聞き取るような場合には使えないが、日常的なやり取りの中では、聞き取れなかった部分を質問することによっておぎなうという方法をとることができる。質問をおこなうことによって自分の聞きたい情報をピンポイントでたずねることができる。

【補足】そのほかにも「情報の選別」「予測」「反応」「(自分の理解の)モニター」というストラテジーがあるようです。国際交流基金が出している『聞くことを教える』に出ているそうです(やはりこういうのを見とかないとだめですね)。

『聞くことを教える』

【2017年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(3/4)に続きます。


2016年度の回答はこちら。

【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(1/4)
【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(2/4)
【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(3/4)
【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(4/4)

【2017年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(2/4)」への2件のフィードバック

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