Co-Teaching はじめました。

投稿者: | 2018年3月30日

韓国では3月から新学期が 始まっていますが、今学期からCo-Teachingを始めました。

Co-Teachingとは?

Wikipediaに ある定義を貼り付けます。

Co-teaching or team-teaching is when two educators work together to plan, organize, instruct and make assessments on the same group of students, sharing the same classroom.

簡単に言うと一つのクラスに二人の教師が入って授業を行うというものです。今回の我々のケースでは、二人とも日本語ネイティブ教師です。

ここで重要なのは二人の教師が授業に入るというのは、時間差で入るのではありません。同時にクラスに入ります。つまり同じ場所、同じ時間に先生が二人いるという状況です。

なぜこれをやるに至ったかには様々な経緯があるのですが、とにかく職場でこれをやってみようということになりました。まだ始めて一月程度にしかなりませんが、その間に気づいたことなどをちょっとずつ書いていきたいと思います(この記事はシリーズ記事です。今回は実施前のことについて書きます)。

ノウハウが確立していない

そもそもこんな授業をするなどと考えたことがなかったので、どこから手をつけていいかわかりませんでした。まずネットで色々調べてみたのですが、Co-Teachingについて日本語で書かれたものはあまり見つかりませんでした。あっても小学校の教室での実践や理論などが説明されているぐらいで、語学教育でのCo-Teachingについての言及はあまりありませんでした。

一応チームティーチングというキーワードでも色々調べてみました。これはいくつか引っかかりましたが、「 ネイティブ教師と非ネイティブ教師が協同する」形や、「 時間差で複数の教師が一つのクラスを担当する」場合が多かったように思います(まだこの研究に関してはざっくりとしか見てません)。

英語で検索してみると、いくつか出ているのですが、学校教育でのCo-Teachingを前提としている記事がほとんどでした。しかし、私が英語がよくできないこともありますが、具体的な実践についてはよくわかりませんでした。

ただ、下のビデオを見ると、なんとなくどういう心持ちでCo-Teachingに 望めばいいかは漠然と理解できました。

しかしやはり、概念的なことが多かったのでFacebookをはじめとしたSNS を通じて人々に尋ねたりしてみました。

英語教育の分野では それなりに行われていたりするようです。そういえば中学生の時にALTの先生が日本人の先生と一緒に授業に入ってましたよね。 成人の英語教育でもこれをやったことがあるという人もいましたから、割と普通に行われているのかもしれません。

ネット上の記事やビデオ、人々 へのインタビューから色々なことがちょっとずつわかってきました。我々は全くの手探り状態から始めているのですが、学期が始まる前に以下の3点 をポイントにCo-Teaching をすすめようということで合意しました。

・二人の教師がいるという特性を最大限活かすようにする
・二人の教師間のコミュニケーションを密にする

Co-Teachingの特性を 最大限活かす

Co-Teachingの最大のメリットは当然ですが、教師が二人いるということです。問題はその特性をどのように利用すれば いいのかということです。言うのは簡単ですが、具体的な方法を考えるのは大変です。そこで私たちはポイントを二つに絞ることにしました。

「パフォーマンス」
外国語の授業では 会話文というのが出てきます。 CDや mp3が添付されていますよね。授業ではそれを聴かせたりすることもありますが、(ネイティブ)教師が二人いれば、会話を生で学習者に聞かせることができます。

「グループ活動」
教師が一人の場合でもグループ活動は行うと思いますが、教師が二人いることによってそれぞれのグループに同時に違う指示を与えたり、 並行して違う活動をさせることが可能になります。具体的に言えばひらがなをすでに読める学習者のグループと読めないグループに分けて、それぞれのレベルに合った活動などを展開することも可能だということです。

ただ、グループ活動で終始してしまうと、「じゃあ、はじめから二つのクラスに分けていればいいのでは?」ということにもなりかねません。グループ活動をおこなうにしても、何らかの形でその分けられたグループがまた一つに収束していくようなイメージも常に持っていないといけません(抽象的ですが、後で詳しく例をあげるつもりです)。

教師間のコミュニケーションを密にする

色々調べていくうちにわかったのですが、Co-Teachingで最も難しいのは二人の呼吸を合わせることだということです。

基本的に授業は一人でも成立します。一人で成立する授業にアシスタントとしてもう一人の先生が加わるというのであれば、 特に打ち合わせも必要ありません。楽と言えばこれが一番楽なんですね。

でもそれじゃあ、やっている意味がありません。「一人でできる授業を二人でやる」のではなくて「二人でやる授業を二人でやる」じゃないと意味がないんです。そのためには綿密な打ち合わせが必要になります。そうなるとこれまで一人でやっていた授業準備というのも 二人の間ですり合わせが必要になりますし、そのぶん余計な時間を 必要とします。

まず二人での最初のミーティングの時にこのことを確認しました。具体的には木曜日の授業終了後に次週のプランについて話し合いの時間を持つことをレギュラーのミーティングとしました。

あと、Co-Teachingの基本の基本ですが、二人の教師はどちらが主でどちらが副であるということではありません。もちろん役割の分担というのはあってもいいでしょう。でもそれはどちらが上である下であるということではありません。

そのため相棒をリスペクトすることが必要になります。また授業の過程や結果、責任については二人の教師が同等に引き受けることになることを確認もしました。こうしっかりと確認することによって、授業への批判は他責的なものではなく、常に自責的なものになります。そのため、批判的な意見も言いやすくなるんですね。

ここまで、Co-Teachingを始める前段階の過程について書きました。そのうち、実際の実践の様子や、方法、実施前にはわからなかったことなど小出しにしていきます。

 

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  1. ピンバック: テコンドー道場で得たCo-Teachingのヒント – さくまログ

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