「つながり」と「ICT」~日本語教師のキャリア形成 in 国士舘大学~

投稿者: | 2018年10月15日

10月13日(土)、国士舘大学で「日本語教師のキャリア形成」という題目のシンポジウムが開かれました。対象者は国士舘大学の日本語教員養成課程の学生です。様々な形で日本語教育に関わっている現職者が、これから日本語教師を目指そうとする学生を相手に話をするものです。

なかなか面白い企画で、「公的派遣の海外派遣で教える」「日本語学校で教える」「外国につながる子供に教える」「海外の教育機関で教える」「日本の大学で教える」といった5つの分野の日本語教師がそれぞれ30分間、話をします。

「どうやって現職についたのか」「今どのような仕事をしているのか」「やりがいは何か」「大変な点は何か」そんなことですね。

そして最後にキャリアコンサルタントの専門家がそれぞれの日本語教師の話を総括するというものですが、学生相手とは言えども本気のシンポジウムだったと思います。

私は、「海外の教育機関で教える」代表?として登壇してきました。

実際に使ったスライド

私が話したことは大きく2つです。

・これまでのこと
・現在のこと

これまでのこと

ここでは、「大学を卒業してからどのようにして今のポジションを得るに至ったか」について話をしました。

ポイントは「海外で大学院を出た」という辺りでしょうか。私は勉強が嫌いで、学部卒で海外に出ましたが、それなりに待遇してくれる職にありつこうと思うと結局勉強が必要になる、ということを言って、「まあ、エリートコースからは外れましたが、なんとかなっていますよ」ということをお話しました。

現在のこと

まず、韓国の大学での勤務の実情について簡単にお話ししたんですが、詳しく話しても現場経験のない学生さんだとあまりイメージができないと思い、それよりは学校のしごとではない「その他の仕事」の方を説明しました。

「その他の仕事」とは私が個人的にやっている「仕事」のことです。副業ではありませんよ(笑)

・ブログの作成(このブログですね)
日本語おしゃべりイベントの運営
韓国関連の日本語教師コミュニティの運営
「日本語コミュニティ」への参加

などです。

これらの仕事は金銭的な収入はないんですが、学校の仕事と同じかそれ以上に力を入れてやっています。

「つながり」と「ICT」

で、当然「金にもならないのに、なんでそんなにがんばってるの?」という疑問が生じると思うので、その「その他の仕事」から得られることについてお話しました。

それを目的に始めたわけではないが、こういう活動をやっていると結果的に「人とのつながり」ができる。それが最も大きな財産になります。人脈やコネというのは「学会で名刺交換をすること」でできるわけではない。自分がやっていることを人に見てもらい、それが評価されて初めて有用な人脈なりコネになるんですよ!と言いました。

また、海外にいるとなかなか人に見てもらうことが難しいため、私はインターネットやICTを活用するようにしている。ICTに苦手意識を持つ日本語教師も多いですが、もはやICTの導入は選択ではなく必須です。好き嫌いに関わらず時代がそうなっているのだからキャッチャアップしていかなくてはいけません。「私アナログだから」というのは言い訳になりません。ともお伝えしました。

反省

と、学生相手になんとも偉そうなことばかりを言ってきましたが、個人的には反省もあります。

一応、学生相手ということで最大限学生目線に合わせて準備をしたつもりだったのですが、同じ学生でも「一年生で日本語教員課程をはじめたばかり」という学生と「来年卒業で、日本語学校での就職を念頭においている」という学生とでは意識や知識にかなり開きがあります。私はどちらかというと後者を対象にしてしまいましたが、そうなると前者の学生さんには理解が難しかったような気がします。

反対に良かった点は、不測の事態のためにした準備が功を奏した点です。

というのは、今回このスライドは上で共有したようにGoogleスライドで作りました。だから当日、会場にあるPCでGoogle Driveに接続して、そこで発表をしようと思っていました。もちろん先方にネット接続が可能かどうかは聞いておきました。ただ「不安定」という話もあったので、これは保険が必要だなと思ってパワポ資料もUSBに入れて持っていきました。

案の定、ネットにつながらな~い!でも大丈夫USBにパワポ化したスライドもあるから!しかしこれがなければ大恥をかくところでした。こういう保険は必要ですね(なら最初っからパワポUSBに絞っておけばよかったとも思いますが)。

まあ、そんなこんなで自分の発表を無事終えました。足りない点はありましたが、次やればもっと上手にできると思いますので、「海外の教育機関で教える日本語教師」のキャリア形成について話し手が必要な場合は喜んで駆けつけますので、関係者の皆様どうぞよろしくお願いします(笑)

最後に

シンポジウム後、何人かの学生さんと連絡先を交換したりしましたが、もし私と話ができなかったけどもうちょっと話が聞きたいとか、私のやっている活動に関心があるという方はぜひともご連絡ください。

一番よくやっているのがFacebookとツイッターです。こちらで友達やフォロー関係になれると私としては最も楽ですのでこちらでよろしくおねがいします~これも私が話した「つながり」の一つですからね。あ、もちろん国士舘の学生さんじゃなくても!私の名前「SAKUMA SHIRO」で検索すれば出てきます。アイコンはこのブログのアイコンと同じです。

「つながり」と「ICT」~日本語教師のキャリア形成 in 国士舘大学~」への2件のフィードバック

  1. たびなすび

    スライド面白かったです。何だか、すごく似てました。というか、”自衛隊期間”以外はだいたい一緒でした。特に興味深かったのは29枚目ですね。

    海外の教育機関で教えていた日本語教師のセカンドキャリアに興味がある方もいますかね?いつかコラボでもしましょう。

    釜山行ったときに、一緒にトークイベントでもしませんか?

    返信
    1. shirogb250 投稿作成者

      どうもありがとうございます。

      29枚目、と言われてもわからないので見返しちゃったじゃないですか(笑)

      >海外の教育機関で教えていた日本語教師のセカンドキャリアに興味がある方もいますかね?

      おそらく潜在的な数はものすごいと思いますよ。大抵は惰性で続けている人ばかりだと思いますからね。
      どんな仕事でもある程度はそうですが、日本語教師も潰しのきかない職の一つですし。
      「日本語教師をセカンドキャリアに」という話は多いですが、「日本語教師のセカンドキャリア」はほぼ開拓されていない分野とも言えるのでは?

      >釜山行ったときに、一緒にトークイベントでもしませんか?

      できる仕事は基本断りませんよ。こちらが噛めるところがあればぜひ一緒にやりましょう!

      返信

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