「行動中心アプローチで作る目的別日本語コース」の研修会を開いたよ

投稿者: | 2019年6月16日

2019年6月15日(土)13:00~私の職場であるCJCCで第15回日本語教師研修会を開きました。

以下、この研修会で使ったスライドを共有します。

タイトルは「行動中心アプローチで作る目的別日本語コース」ということで、2つのCAN DOを中心にしたワークショップ形式の研修会です。2つのCAN DOは、以下のとおりです。

・行動中心アプローチとは何かが理解できる。
・行動中心アプローチの概念を取り入れた目的別日本語コースの作り方を理解できる。

「目的別日本語コース」というのは、学習者や社会のニーズに合わせたコースのことです。以前は、「とりあえず「みんなの日本語」で日本語を学ぶ」というような考えがありましたが、昨今学習目的も多様化しており、画一的な方法では学習者や社会のニーズに答えられません。

そこで、「介護従事者のための日本語」とか「観光ガイドのための日本語」というようなコースを作る必要があるわけですが、どうやってそれを作っていくかを「行動中心アプローチ」を軸に考えていこうというものです。

もちろん、一つのコースを作るというのは、そんなに簡単にできることではありません。今回の集まりはたったの2時間半(うち、休憩20分)です。だからこの研修会に参加してがっつりしたコースを作ってみよう、というよりは、実際の目的は「行動中有心アプローチ」を理解するというところにあります(実際に上にあげたCAN DOも「理解できる」ということですから)。

これを理解していれば、文型シラバスこてこての授業をやっている人でも、その中の活動の一つくらいは「〜ができるようになる」というような行動中心的なものを取り入れられるかもしれないというのが目論見です(会の中でも触れましたが、文型シラバスが悪い、と言っているわけではありません。学習の目的によっては「文型シラバス」で学ぶよりも「行動中心アプローチ」が有効な場合があると言っているだけです)。

元ネタ

今回「20人には来てもらいたい」と思って準備を進めていたのですが、実際にはそれを上回る25名以上の方々に参加していただきました。そして大いに盛り上がりを見せる研修会となったわけですが、実はこの研修会には元ネタがあります。

それが1年くらい前に受けた「行動中心アプローチ」の遠隔講座です。正確には↓で貼り付ける講座の「パイロットコース」を受講したのですが、今回私がおこなった研修会の内容は、この講義を元に組み立てたものです。

このパイロットコースは5週くらいに渡っておこなわれたものでしたし、しかも宿題などもありました。それを2時間強のコースにしたため、上の動画では丁寧に触れられていることも、私の研修では端折って伝えました。もしもっと詳しく学びたいという方がいましたら、上の村上先生の作った一連のビデオをご覧になるのが良いと思います。

というわけで、もちろん私が独自に付け加えたり構成を変えた部分もありますが、今回の研修は元ネタが確実に存在します(スライドの中の例えなども、Twitterでの人々のやり取りを大いに参考・引用させてもらいました)。

ですが、そんなものではないでしょうか。もちろん世界初で唯一の研修会おこなうことができれば、それはそれで良いと思います。ですが、もし今回私の研修を受けて「行動中心アプローチなんて初めて聞いた!」という人がいたら、それはそれでその人にとっては得難い経験になるでしょうし、意味のあるものになります。

というわけで、私のスライドもご自由にお使いください。もし、これを下敷きに勉強会を開く!なんていう人がいればそれは本望でもあります。

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