【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(3/4)

投稿者: | 2017年8月10日

【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(1/4)
【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(2/4)
からの続きです。

さあ、半分終わりました!

問題11

国内では、本人が望むか望まないかに関わらず、日本語のシャワーを浴びることになる。挨拶を交わしたり、駅名を読んだり、メニューを解したりすることが日常的におこなわれるため、日常生活レベルの言語習得は比較的容易におこなわれる。
一方国外では、本人がアクションを起こさない限りそのような環境は得られない。しかし、近年ではインターネットやスマートフォンの普及により、本人の努力次第で国内にいる学習者と同じかそれ以上の日本語環境を設定することも可能になった。
しかし、その言語習得のあり方は同じではない。国外の場合は国内の場合とは異なり、日本語が生活には必要がないため、習得する語彙や話し方などが本人の趣味や趣向に左右されることになる。
その結果、日本に生活する学習者なら誰でも知っているような単語を知らない一方、難解な単語や表現を知っていたりするというようなことが生じたりする。(381字)

こんなところでしょうかね?テキトーに書いたのでポイントを外しているかもしれません。

問題12

①「「面」という漢字を知らず、また「面会」という語彙の意味も知らなかった」ということは、「会」の漢字の意味はわかっていたと思われる。「会」は動詞「あう」でよく使われる漢字である。「面」がわからなくても「面会時間」を「会う時間」というよりに理解して読めば、文意も通るし、おかしな部分はない。よって、「面会時間」を「会う時間」というように推測し、文章を理解したのだと考えられる。

②太字で囲まれた部分には「3時から8時まで」という時間帯が記されている。そして後段に「まだ1時だったので待った」という内容があることから鑑みても何らかの理由があり、待たなければならない状況であることは理解できる。そもそもなぜ病院に行ったかを考えると「友達に会うため」である。それらを総合して考えると「3時から8時まで」が友達に会える時間なのだろうと推測できる。

これは、このような書き方でいいのでしょうか?もしかして「○○ストラテジーを用いた」というように書かなければならないのでしょうか?

問題13

①「日本語でメールやメッセージを書いたり、日本語のメールやメッセージを受け取ったりすることがありますか。」
意図:導入的意味合いでこの質問を投げかける。もし「ある」という回答があれば、「どのような人に」「どのような内容」のメールを書いたり、受け取ったりするかを聞く。もし「ない」というのであれば、日本人の知り合いとの連絡はどのようにおこなっているか等を聞く。これから行おうとする活動への意欲を高めるための質問である。

②「日本語で、いわゆる「タメ口」で話したり、メッセージをやりとりする相手がいますか。」
意図:このメールは友達へのものなので、全文いわゆる「タメ口」で書かれている。国外で学ぶ日本語学習者の場合、タメ口でコミュニケーションをとる相手はあまりいないということが考えられる。上記のような質問をおこない、もしいれば「ですます」を使ったコミュニケーションと何が違うか、どういった点が難しいかなどを聞き、これから読もうとする文章における注目ポイントを提示しておく。

問題14

これは問題が少し曖昧で、回答欄の大きさもわからないので、これでよいのかわかりません。「この活動の日本語教育上の利点を3つ、注意しなければならないことを2つ挙げて説明しなさい」という指示ですが、最後の「~挙げて説明しなさい」の「説明しなさい」の目的語がどれにかかってくるのでしょうか?

利点① 日頃学んだ日本語を道具として使うことができる。

利点② 料理や食べ物に関する言葉や表現を、実体験を以て学ぶことができる。

利点③ 日本人やその他の学習者と協力した活動をおこなうことによって、個人のつながりができる。

注意① ビジターの日本人に対し、あくまでも学習者のサポート役であるということをしっかり認識してもらっておくこと。

注意② ビジターの日本人に対しあらかじめ説明をおこなったように、学習者側にも説明をおこなっておく。例えば基本的な語彙の確認など。

 

 

問題15

①CEFR   ②課題遂行  ③異文化理解  ④言語活動  ⑤言語能力  ⑥学習効果  ⑦熟達度  ⑧6  ⑨ポートフォリオ

一応、このような回答をおこないましたが、⑥はよくわかりません。

■JF日本語教育スタンダード(https://jfstandard.jp/summary/ja/render.do

【2016年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(4/4)に続きます!もう一息!

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  3. ピンバック: 2016年度 国際交流基金 日本語専門家公募過去問 総括!! – さくまログ

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