なぜ学校が最悪なのか(ヒント:「つまらない」からではない)
Isabella Bruyere
このタイトルを読んで下さい。私が言っているのは「教育」についてではなく、学校についてです。
この秋、私は高校2年生になりました。ここまで一年、高校で過ごしてきたわけですが、ほんとに学校が嫌です。学校が嫌いな高校生は一日中メッセージをやりとりして、パーティーに遊びに行く、みたいなステレオタイプがあったりします。でも、私に当てはまるのはそういうステレオタイプ3つのうち1つくらいです。話を、私がまだ学校が嫌いでなかった時分、幼稚園の5年生の時に巻き戻してみましょう。
「ヘイト」というのは強い言葉です。私は学校を「ヘイト」しているわけでありません。私は自分の今の感情を幼いとき感じた充実感とくらべているだけです。その当時、私は学校が好きでした。私の好きな場所でした。もう既に学ぶことが好きでしたから。私はとても素敵な子供時代を送りました。私は毎日本を読んで、動物園に行って動物について学び、星を眺めに天文台へ行き、可能な限り多くの博物館を訪れたりして育ちました。好奇心の種が幼い時に私の心に植えられ、それが今まで育ち続けています。私を満足させるさまざまな質問や答えがあります。でも、本当に私をワクワクさせるのはその答えを使って何をするか、ということです。知識と知恵は違います。
幼い幼稚園時代の私を想像します。全ての質問に答えてくれるルームに座っている私を。私は読み方を、書き方を、数え方を学びました。私は動物や植物や、そして世界について理解することができました。私は先祖について、様々な歴史について学ぶことができました。それだけじゃなくて、全てが楽しかった!なぜ苗木の異なった部分だけ見るのでしょうか。パズルのように分類し、くっつけたりして。もっといいのは一人一人の苗木の成長をみつめることです。私にとって学校は楽園のようなものでした。
じゃあ、どのように私の学校愛は変わったのでしょうか?簡単です。学校が学びの場ではなくなったからです。私が高校や中学に入った時、私の周りのみんな、つまり先生や学生たちは一様に知識を詰め込むだけの古い考えを持っていたのです。みなは役に立たない情報を私の頭にできるだけ早く押し込もうとします。「理解できてなくても大丈夫だよ、ただ覚えてたらそれで試験でAがもらえるから!」試験?私語のない部屋での1時間、選択問題の答えをマークするだけの時間。学校はゆっくりと、良い大学に入るための最低点やAをとるために長い事実を記憶するだけの場所となりました。全ては仲間よりも良い大学に入るためだけでした。なぜクラスメートを助けるの?なぜ仲間の妨害をしないの?ハーバードやスタンフォード、エールに願書を出す競争相手は少ないほうがいいでしょう?私はそんな考え方は嫌いです。でもそれは私の周りのみんなの考え方であり、そして実は私自身もそうなのかもしれない。
なぜ学校は教師がゆっくりと教える場にならないのだろうか。学生を対等に扱い、意味のある会話で学生を引きつけたりするような。私はかつて「なぜ私たちは代数学を勉強しなければならないんですか?」と質問した学生に「私たちは代数学の中にいる。我々はこれらを知るほどに十分賢いんだよ」と話す代数学の先生に会ったことがあります。なぜ学校はあらゆる質問を歓迎してくれたり、質問する時間をくれる場所にならないのだろうか。私は、翌日の朝は忘れてしまう試験のためだけの知識の詰め込みに、とてもつかれている。現実の生活において、我々は際限のないリソースを有している。インターネット、図書館、仲間たち。一時間部屋に座ってマークシートを塗りつぶす代わりに、なぜ我々はクラスメートと協同し、複雑で本質的な、現実社会と教科を関係させる問題について考えるといった作業にリソースを使えないのだろうか。それはどのように世界の飢えやその他を解決するかを考えるように心を発達させるかということであり、どのように学生をひきつけ、ある問題に対してどのように学生の心に火をつけるかということです。私は学校が宿題やテストをなくしたらいいと言っているのではありません。私は学校が現実の社会に根付いた学びの体験をもっと増やすべきだと言っているのです。テストは批評的思考や知識を組み合わせておこなわれるべきだ。理解のない、ただの暗記のために脳を使うべきではありません。
私もまた、この厳しい現実の犠牲になりました。私は勉強で夜更かしをします。テストを受けた後全てを忘れてしまうようなことを覚える勉強です。私はAをとるでしょう。私はがんばりますが、何を得るのでしょう?私は穴に落ちました。不安は増します。そして、もし私がすぐに止まらなければ私はその抑圧をそのリストに加えることになるでしょう。学校はがんばり続けることを奨励しますが、私がほっと休むことができるようにになるまでどのくらいかかるのでしょうか?最近私がしているのは宿題と勉強だけです。私は一年生のときはストレスを感じ、病院に行きました。私はその一年の間一度も本を読みませんでした。それは私にとって悲劇でしかありません。私は今10年生です。そして私は今かろうじてしがみついているだけです。
はい、そう、学校って最悪。でもそれは学習について言っているのではありません。私は自分に約束しました。これから私がどんな大学に行っても、どんな仕事についても、私は常に学ぶことを愛します。そして常にさらに知ろうと努力します。またこの記事で色々に言ったけれども、私は学校に通うことを楽しみます。そして私の学びを何かと引き換えにすることもしません。私は「古代ギリシャ神話」や「動物のすべて」といった種類の本が大好きな人間なんです。なぜなら私は学び続けたいし、人間であり続けたいからです。