■【2018年度】日本語専門家公募の過去問をやってみる(1/4)
では、2回目行ってみましょう~今回は問題7から問題12までです。
問題7

(1)①漢語 ②和語
(2)a
※おそらくこれでいいと思いますが、何かの引っ掛けがあるのでしょうか??ちょっと心配になります。普通「電話」とか例を出して説明しますけどね。
問題8

(1)
・「この店は、申請もせず無認可で営業していたので、社長が逮捕されました。」
・「社長はこの店の営業申請をしましたが、不認可になってしまい、営業ができない状態です。」
・「この店は、まだ基準を満たしていないので未認可の状態ですが、来月には認可を受けて営業をはじめられると思います。」
(2)
・「Suica」→ すいすい
「すいすい」は「すいすい泳ぐ」のように使って、すばやく動いたりする様子を表す言葉です。交通カードを使うことによって、きっぷを買う手間がなくなり、「すいすい移動できる」ことを表していると考えられます。それに「カード」の「カ」がつくことによって、「すいすい進めるカード」という意味合いを感じることができます。
・「ICOCA」→ 行こか
「行こか」は関西の言葉で「行こうか」という意味です。「行こか」という発話を聞けば「関西方面の言葉である」ことは誰でも大体わかりますし、そういったことから「ICOCA」が関西のものであることも瞬時にわかる仕組みになっています。また終わりの音が「か」です。これにより「カード」を連想することも可能です。
※よくわかりませんが、こんな感じでしょうか。調べてみたらSuicaは「Super Urban Intelligent CArd」に由来するそうです。
問題9

(1)
①f ②g ③a ④b ⑤i ⑥h ⑦e
(2)⑦を選択
「五千円」が「五千年」になるのは、鼻母音として発音されるべき「ん」がうまく発音されていないからである。「ん」を発音するときに舌先が歯茎につくと「n」の音になり、結果「ねん」と聞こえてしまう。
なので、これを防ぐためには「ん」を発話するときに「舌先をどこにもつけないようにする」という指導をすればよい。舌がどこにもついていなければ舌の形がどうなっていても正しい発音に聞こえる。
※
① /i/と/u/は、無声子音(/k,s.t.h,p/)に挟まれると無声化して発音される。
②アラビア語は母音が3つしかなく、「い」と「え」、「う」と「お」の区別が問題になることがある。
⑤ナ、タ、ダ行は区別が問題になることが多い。共通点としては「舌先と歯茎で作る有声音」。
問題10

(1)
【A】(ウ)(エ)(キ)
【B】(カ)(ク)(ケ)
【C】(ア)(イ)(オ)
(2)
【C】ゲームの種類にもよりますが、ゲームのルールの設定次第ではアウトプット増やすことができます。近年では「大量のインプットと少しのアウトプット」をすることが言語学習において必要だと言われていますが、アウトプットはなかなか一人で練習することができません。しかしゲームのような形態をとることによってアウトプットの練習をすることが可能です。
また、コミュニカティブなゲームでは仲間や敵対する相手と何らかの交渉をすることが必要になります。教室内でのインターアクションは、無理やり設定をしたものになることが多く、直接相手とやりとりをすることが、「やらせ」のようになってしまいます。しかし「ゲーム」という設定を使うことによって、そのやりとりが「ゲームのルール上必要なこと」になり、実際のコミュニケーションに近づきます。
それに加えて、私達は外国語学習の際に誰しも不安などを抱えます。「いい間違えたらどうしよう」とか、「失敗したら笑われないか」など。しかしゲームを取り入れることによって、主眼が「ゲームでの勝ち負け」に移るため、多少のいい間違えや、失敗がフォーカスされにくくなります。
※ん~これもよくわかりません。でも「重複なく選べ」という指示はありがたいですね。ただ(オ)の情意フィルターが「ゲーム」に合っているのかはわかりません。もしこれが違うということならば、他の要素が「ゲーム」に入ってくることになりますが・・・。
問題11

(1)d (2)f (3)l (4)i (5)a (6)g (7)m (8)まるごと+
※まあ、大きくは外れていないでしょう。(8)は調べてみたら「まるごとのことば」「JFにほんごeラーニング みなと」「まるごと日本語オンラインコース」などがありますが、後ろ2つは「『まるごと』で学べるオンラインコース」となっていますね。
「エリン」や「ひろがる」は国際交流基金のページでは「『まるごと』といっしょに使える日本語学習サイト」となっていますが、これでも正解になるんでしょうか。
問題12

(A)を選択
学習者の属性 → 韓国の大学生
使用場面 → 教養科目としての日本語学習
A : なんか最近、体の調子が悪いんですよね。
B : それは大変ですね。病院には行きましたか。
A : いえ、そこまでひどくはないので。Bさんは最近どうですか。
B : 私は元気ですよ。ジョギングをしているからかもしれません。
A:毎日ですか。
B :いいえ、2日に一度くらいです。朝早く起きて10キロくらい走ります。
A :そうですか。私もやってみようかな。
※ん~どこを見られるんでしょうかね。とりあえず下から2行目と4行目辺りを入れ替えれば、それぞれ個人にあった発話ができると思うんですよね。
「早寝早起きをしている」「毎日9時に寝て、5時に起きます」とか、「ヨガしている」「週に2回です。ヨガ教室に通っています」とか。
続きます。
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