横断的読書術とは?

投稿者: | 2020年11月4日

世の中にはたくさんの読書術があり、それを実践してきた人も少なくないでしょう。しかし、世の中で読書術と言われるものは、なかなか面倒だったりするんですよね。

メモをとる、蛍光ペンでマークする、読書記録をつける…

少なくとも、私は面倒でそんなことできません。

みなさんは昨今、知識層の中で話題を呼んでいる「横断的読書術」をご存知でしょうか。この読書術は今日からでもすぐに実践できます。また、ぐうたらな私でも10年以上続けられているほどかんたんですし、これをやることによって、横断的思考力がつくという素晴らしい読書術です。

あまりネット上では言及されない読書術ですが、今日は特別に皆様にその理路と実践方法をかんたんにご紹介することにします。

2つの読書

まず、読書と言っても大きく2つに分けられます。

必要な読書
趣味の読書

必要な読書、というのは職業上や学問上必要な本を読むことです。例えば論文を書くときには当該分野の本を読む必要が出てきます。また中間管理職の人がマネージメント論などを読むのも必要な読書になるでしょう。

趣味の読書、というのは別に読んでも読まなくても誰も困らない本を読むことです。例えば私は最近「人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本」とか「99%の人が速くなる走り方」といった本を読みましたが、これは別になにかの必要ががあって読んでいるわけではありません。趣味であり、娯楽です。

この「2つの読書」は截然と分けられるわけではありません。例えば最近私が読んだ「教えない授業のはじめ方」という本は必要な読書とも言えますし、趣味の読書とも言えます。別に読まなくてもいいんですが、全く職業的に必要ないかと言われればそうとも言えません。

人によって「必要な読書」と「趣味の読書」の比率は違ってくるでしょうが、私の場合大抵の読書は「趣味の読書」になります。

そして今日述べる読書術に関しても「趣味の読書」に関する読書術です。

だって、必要な読書なら、何が必要かは本人が一番よくわかっているはずなので特に読書術とか考える必要はないからです。必要な部分だけノートにうつしておくとか、マーカーで線を引くとかやっておけばいいだけです。

問題は「趣味の読書」です。

横断的読書術の要諦

では、横断的読書術に入りましょう。もったいつけましたが、この読書術を言葉で表現するのはかんたんです。一言で言いますと、

数冊の本を同時的に読む

わかりましたでしょうか。同時的に読むと言いましても、数冊の本を机の上に同時に開いて読む(昔言われた「三角食べ」のイメージ)わけではありません。

同期間に数冊、できれば5冊以上の本を読む

ということです。例えば、私が10年前(というのは一昔前という比喩ですけど)、にやっていたのは、部屋の各場所に違う本を置いておき、その場所に来るたびにその本を読むという方法です。例えば、

トイレにはA
リビングのソファーの横のテーブルにはB
ベッドの横のテーブルにはC
職場の机にはD
通勤で使うかばんの中にはE

というように各所にA〜Eの本を忍ばせておき、その場所でそれぞれの本を読むのです。別に意図的にその場所に行くわけではなくて、行った先で行った先にある本を読むということです。

そうするとですね、何が良いかというといろいろな本を同時に読めるんですよね(当たり前ですけど)。で、いろいろな本の内容がごちゃごちゃになるんですよね。ごちゃごちゃになると言ってもストーリーがわからなくなる、とか前後関係がわからなくなるということはありません。面白いのは「この本で言われている概念はリビングにおいてあるあの本の内容に酷似している」とか、そういう共時的な刺激・印象を感じることができるようになるんですね。

で、ですね、当然読み終わりは同時にはなりません。進度に差が出ますから一冊ずつ本を入れ替えていくことになります。そうするとその本たちから受ける刺激が少しずつスライドして循環していくのです。

基本的に「趣味の本」ですから別にメモをとる必要はありません。だって別に覚えなくてもいいじゃないですか。でもですね、「あ、これはあの本でも書いてあった」というような刺激がおこると、自然にその内容は脳内の記憶に残りやすくなります。だってジャンルの違う複数の本で同じことが書かれているということはそれが真理であり、本質に近づいているからですよね。そうやって知的な刺激の循環が続いていくとやはり成長しているような印象を自分に感じることができます。

唯一の弱点は、そのあたりに本をばらまいて置くと、妻に片付けられてしまうということです。「ここに置いてあった本を知らないか?」というやりとりを何回したかわかりません。

現代の横断的読書術

上で書いたのは10年前の読書術です。方法論は変わっていませんけど、今は90%以上の本を電子書籍で読んでいます。だから今リアル本を置いてあるのはトイレくらいです。あとは全部キンドルのファイアで読んでいます。

↑見てもらえればわかりますが、「〜%」と書かれているのは読んでいる途中だということです。読書をしようと思ったらキンドルを開きます。そして、その日の気分でまず読みたい本を選び、読みたいだけ読みます。そしたらその本を閉じて、また別の本を選んで読みます。

「〜%」という数字も役に立ちます。進度が遅い本から読もうか、ということもあるし、「85%」とか出たら、「読み終えるか」というような意識も働きます。

媒体は違いますが、とにかくやっていることは10年前の方法と同じで、同時的に複数の本を読み進めています。

なぜ5冊以上か

複数の本を同時に読み進める読書法ですが、私の推奨は5冊です。まあ2冊でも3冊でもいいかもしれませんが、5冊くらいないと「横断的に読んでいる」という雰囲気がでません。

また横断的読書術がもたらす効用は共時的な刺激を感じるということです。本が少なすぎるとそれが起こる可能性も低くなります。

なら10冊はどうか、という話になりますが、そうすると一冊を読み終えるのに相当な時間がかかります。私は活字を読むことが好きなので本を読むことに全く抵抗はありませんが、それでも一冊を読み終えたときにある種の満足感を感じます。その満足感はやはり感じ続けたほうがいいんじゃないかと思います。

このあたりは本人のキャパも関係してくると思いますし、個人差も大きいと思いますので、ご自身で調整されることを推奨します。私は「基本5冊」と決めています。

まとめ

というわけで、近年話題になりつつある横断的読書術についてご紹介しました。おそらくみなさんはこの読書術について聞いたことがないと思います。

それは、これは私が開発した読書術だからです。もちろん同じようなことをやっている人はこれまでにもいたし、いるでしょうけど、これに名前をつけている人はいないと思います。

横断的に本を読み、横断的な知識を得、横断的な思考を可能にするという意味で、非常にキャッチーな命名だと思います。ぜひ、みなさんもこの横断的読書術を実践し、この名前を広めてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です