2021中東・北アフリカ日本語教育シンポジウム(2021年3月)
に参加してきました。基調講演を聞いたり、あと一般発表という部門で発表もしてきました。その時のビデオやその他資料を公開します。
ビデオ↓
スライド↓
今回は連名での発表となっています。ほとんどは二人の先生が作った授業なんですが、なかなか良いものに仕上がったのでこのまま埋もれさせるのは良くないと思い、歴史に残すことにしておきました。
まあいろいろ問題はあるものの、レベル差を解消するために「アウトプットに焦点を当てる」というのは、なかなか良い着眼点だったのではないかと思っています。
ちなみに、この授業については、過去にもまとめ記事を書いたことがあります。もしこの発表に興味をお持ちの方は、そちら↓を合わせて読んでいただけると幸いです。
■アウトプットを中心に据えた授業(1/2) 前提編
■アウトプットを中心に据えた授業(2/2) 実践編
中東・北アフリカ日本語教育シンポジウム
私は中東や北アフリカに行ったことはありませんし、この地域に何の縁もありません。なのになぜこのシンポジウムで発表することにしたかと言いますと、
オンラインだから
ということになるわけですが、2020年度のイベントってほとんどオンラインですよね。では何故特にこのシンポジウムで発表することにしたかと言いますと、
発表がビデオで済むから
なんですよね。20分間のリアルタイムセッションもあるにはあったんですが、基本的には質疑応答の時間なのでそこで発表をする必要がなかったわけです。実際にはそのセッションに参加した人の中にはビデオを見ていない人もたくさんいましたので、半分ぐらいは概略の説明に時間を使いましたが、全部がリアルタイムセッションというよりも全然気が楽です。
それと、他の人の発表も自分の好きなタイミングで見られるというのが非常に嬉しいです。発表って普通一方的に発表者がしゃべるものじゃないですか。それを決められた時間にPCの前に正座して見なければならないというのは、ちょっとした苦痛ですよね。しかもこういう集まりってだいたい土日にありますよね。
だから、こういう形でビデオを提供してくれると非常にありがたいです。いくつか興味のある発表もありましたので、スマホにダウンロードして朝運動をする時に2倍速にして耳だけで聞いていました。
もうそれで良くないですか。
※あと、実践報告でよかったというのもありますね。アカデミックなのはちょっと苦手で…
Padletの使い方
あともう一つ、このシンポジウムの運営でグッと来たのは、パドレットの使い方です。おそらく参加した人の多くが私と同じ感想を抱いたはずです。
メインのページがあって、そこにシンポジウムのすべてのイベントが書き込まれているんですが、その一つのイベントをクリックするとまた新たなパドレットページに飛ぶんですね。口で説明するのは難しいですけれども、いくつものパドレットのページを組み合わせているんですよね。
どうやら同じ ID でかなりの数のページを開いているので、課金して使っているとは思うんですが、同じようなことは無料バージョンでも全然実現できると思います(一つの ID で3つのページが開けますから、何とかして3つの ID を取得すれば(主催者が持ち合えば)、9つのページが持てることになりますよね)。
発表者はシンポジウムが始まる前に発表資料のアップロードを求められたんですが、決められたところにアップロードすれば終わりですから、主催者としても楽ですよね(やり方がわかっている人ばかりであれば)。準備段階では URL をしてる人は誰でも編集できるようにしておいて、シンポジウムが始まったらコメント以外の編集は不可にすれば特に問題はありませんし非常に楽だと思います。
パドレットの短所としては「スマホでは見にくいこと」「コメント欄が書きにくいこと」などが挙げられますが、まあそういう部分はしょうがないですよね。平面で立体的なことを表現するのには誰がやっても限界がありますしね。この辺りはどちらかと言うと、パドレット側の努力に期待したいと思います。
とにかく現状では非常に先進的なやり方だったのではないかと思います。