どうも意識高い系の皆様。次のパーティーの予定はもう決まっていますか?
前学期はレギュラー授業がなかったんですが、今学期は少しだけオンライン授業を担当しています。
今担当しているのは、
・まるごと初級1
・まるごと中級2
のふたつのクラスです。
この授業をやる中でいろいろな新しいこと(私にとってですよ)をやっているのですが、それを少しずつ小出しにしてご紹介します。ほんと小ネタですからね。
今回ご紹介するのは、授業開始後すぐにやる活動です。
復習ルーレット
最初は「まるごと初級1」の方です。このクラスは週に3回ありまして、そのうちの1回を私が担当しています。残りの2回はカンボジア人の先生がクメール語で授業をやっていますので、私は基本直接法でやっています。
で、授業の最初にいつもやるのは復習ルーレットです。

このルーレット使ったことのある人ならわかると思いますが、もし初見だという人がいましたら↓のリンクから入って回してみてください。実際に私が過去の授業で使ったものです。
■https://wheelofnames.com/952-p4h
↑を見てもらえばわかりますが、それぞれのルーレットのマス?にこれまで学習した項目が書かれています。ルーレットを回して、出たものを一つずつ答えてもらうという感じですね。授業が始まる前に、その日までに習ったことをテキトーに入れておきます。
授業が始まったら挨拶もそこそこに「復習しましょ~」なんてい言いながらルーレットを回しつつ、一人一人当てて答えてもらいます。良くできそうな学習者には更に突っ込んだ質問などをしたりして。そうこうしているうちに遅れてくる人も全員来ますので、なかなかいいかな、と思っています。
このルーレットは過去に私もこのブログでご紹介したことがあるのですが、
・簡単にルーレットのマス?を編集できる
・(Googleなどで)ログインすれば保存できる
・URLで簡単に共有できる
という利点があります。使い道はいろいろあるので、ぜひ使ってみてください。
そうそう、最初はランダムに学生を指名するときに、学習者の名前を書いたルーレットを使っていたりしていました。しかしZoomでのオンライン授業の場合、私が規則性を以て(例えばギャラリービューの順番)で人を指名しても、それは学習者にとってはランダムになりますので、特に必要ないかな、などと思ったりしています。ただルーレットを回すとドキドキ感はあっておもしろいということはあるかなと思いますね。
1分ライトニングトーク
中級2のクラスでは「1分ライトニングトーク」をやっています。
授業が始まったらテーマを提示して、1分間考える時間をあげ、順番に一分ずつそのことについて話してもらいます。話が途中でも、1分経ったらすぐに選手交代して、次の人が話します。
用意するのは↓のような(Google)スライドだけ。

私がスライドに施しているしかけは、
・ページが変わるときに太鼓の音が出るようにする
・chromeの拡張機能を利用して、残り時間のカウントダウンをする
この二つだけです。
Googleスライドには時間を指定してスライドをめくる機能もあるんですが、なぜか私の場合「1分」と指定しても1分でめくられないんですよね。まあそれだったらいいや、と思って手動でスライドをめくっています。
1分なのに「1分5秒」と設定しているのは、話す人の入れ替わりの時にそのくらいのタイムロスが出るからです。
ちなみに参考にしている情報は以下の外部ブログ二つです。もしライトニングトークについて初めて聞いた、という方がいらっしゃいましたら、下の二つを見ると概要がつかめると思います。
■ライトニングトークとは (むらログ)
■かんたん!ライトニングトーク (ほぼ週刊ググレカス)
また、以前、H.Uchidaさんに実践の様子を見せていただきまして、それも非常に参考になりました。その節はお世話になりました。
あのぅ、我が校のイケてる先生が #ライトニングトーク の実践を限定公開してくれてるんですが、ご覧になりたい方いらっしゃいますかー?( @jptwabe 兄さんのまねっこしてます)
— H.Uchida (@uchida_hiromi) August 17, 2021
↓に返信かDMでいただければリンクシェアいたします😉#日本語学校 #日本語教師
ちなみに、テーマの決め方はほんとテキトーです。
これまでには、
・コロナ以降変わったこと
・日本語学習について
・スマートフォンについて
というような誰でも話せそうなことにしました。最初は1分間の準備でできるかな?と心配だったのですが、中級2を受けるくらいの学習者なら1分くらいはぺらっと話してくれます。そのうち時間も伸ばしていこうかなと考えています。
この活動の利点は、
・アウトプットが気づきを生む
ということでしょうか。まるごとの中級テキストは本当に素晴らしいと思いますが、こうやって日常の何気ないテーマを入れることで、そのテキスト以外のテーマのアウトプットをする機会が作られます。そして瞬間的に話をしないといけないので、そこで知らない単語とかを言いたくなるんですよね。それが気づきになるってことですよね。まあアウトプットというのは概してそういうものですけど。
まとめ
というわけで、最近の授業でやってる二つの活動についてご紹介しました。
まあ、特に目新しいことではないですけど、割とうまく回っているかなと思います。利点としては、もちろん学習上の利点もありますけど、
・遅れる学生を自然に待てる
・学習者との関係形成を自然におこなえる
ってこともあると思います。
というわけで~