先日、上海の中等教育日本語教育関係者を対象にセミナー講師を務めてきました(オンラインです)。
提示されたお題は「作文」。
うーん何をしよう、と頭を悩ませましたが、基本に立ち帰ることにしました。休憩を挟み150分やりました。
目標は2つ
・作文の授業の基本について確認する
・作文の授業をよりよくする活動や方法などを共有する
流れとしては、↓こんな感じ。
①【講義】作文授業の基本(初級)
②【講義】作文授業の基本(中級)
③【討論】グループで周辺事項のディスカッション
④【共有】グループで作文授業のアイディア共有
⑤【発表】それの発表
講義部分は、
0.テーマ
1.活性化
2.構成
3.書く
4.フィードバック
5.つなげる
という順番で、基礎中の基礎のお話をしました。
相手は中学や高校の先生ですし、新しすぎることや突飛なことを提案してもおそらく日々の授業で取り入れるのは難しいだろうと考えました。それで「基礎的なこともう一度確認してみよう」というような内容に落ち着きました。
このセミナーは午前午後に分かれていまして、私の先輩が「ポートフォリオ」についてのワークショップをしました。そこで、「考えを言語化する」「記録する」ことの意義などを講義されていたので、私のパートの討論部分も精力的に取り組んでくれた印象でした。
余談としては、いくつかオンラインセミナー向けのツールを使いながら行ったんですが(たとえばPADLETやMSフォームズなど)、そういうのを目にしたことない人もいたようで、「セミナーの進め方自体が勉強になった」という声も聞かれました。なるほど、そういうこともあるんだなと思いました。
スライドも載せておきますので気になる方はチェックしてみてください。