ここでは文字を覚える時に使えるゲームをいくつかご紹介します。この文章の一番下にパワーポイントのファイルをダウンロードできるようにしておきますで、もし必要な方はご活用ください。
消えた文字
現物を見た方が早いですね。↓の動画をご覧ください。
つまり、ある文字列を見せて、消えた文字を当てるというゲームです(そのままですね)。
↓文字列を増やしたり、減らしたりすることで難易度を調整できます。
↓ここまでくるとちょっと難しいですよね。
例えば「あいうえお」を提示した場合、多くの学習者は「あ」から読み始めます。ということは、「あ」を正答にしてしまうと、あまり練習にならないことになります。この練習のポイントは正答に辿り着くまでにいろいろな文字を読むことにあるわけですから、そのための工夫が必要になります。
↓2文字以上を欠けさせるのもいいかもしれません。グループで取り組むと協働的要素(例えばある人は後ろから探すとか)ができたりして。
他にも、同じコンセプトのゲームとして「なかった文字を入れる→入れた文字を探す」とかいろいろアレンジ可能だと思います。とりあえずやってみて、少しずつ面白いように、勉強になるように変えていくと良いかもしれません。
瞬間文字
では、これもまずは↓の動画をご覧ください。
あらかじめアニメーションで表示される時間を設定しておきます。そして、一瞬見える文字が何かを当てるゲームです。
これも「表示秒数」、「文字数」を調整することで難易度を変えられます。
↓このくらいになると、普通に読める人でも結構難しい。
↓これはもう冗談の部類ですね(笑)
まあ、最後のはさておき笑、初学の学習者の立場としては、パッと見えた形を記憶して、それを50音図から探すという形になると思います。ゲームに参加することで自然にひらがなやカタカナを覚えるようになるのではないでしょうか?
ちなみに、↓この秒数はこの赤く囲んだ部分を変えることで調整可能です。
出てくる文字
これもまずは↓動画をご覧ください。
スライドを進めるたびに文字が完成されていきます。わかった時点でその文字を大声で叫ぶというゲームです。
まあ教師や母語話者だったら、一画目が出た瞬間大体わかるんですけど、習いたての学習者にとってはそう簡単ではないかもしれません。消去法で選べるということは、文字の全体を知っているということが前提になりますから。
また、熟練した教師でも「は」と「ほ」などは最後までわかりませんし、対抗戦にして「お手つき(間違った答えを言ってしまうこと)」には大きな減点を与えたりするとおもしろいかもしれません。
以上、簡単ではありますが、文字関連のゲームをご紹介しました。
動画作成に使ったスライドはここに置いておきますので、ご自由に煮るなり焼くなりご活用ください。
↑↑ここをクリック!
また、ちょっと話は変わりますが、過去に私が所属していた機関でやっていた文字関連のイベントもおもしろかったので、気になる方はぜひご覧ください(内部リンクです)。
▪️おもしろい!日本語学習クイズゲームイベントMarugoto Match!
なお、文字関連でもっとたくさんの活動を知りたい方は↓が参考になります。私も大いに参考にさせてもらっています(私が作ったコンテンツではありません)。
▪️「ひらがな・カタカナ」(Youtube)
このアイディア、使わせていただきます。こういうちょっとしたゲーム性のある活動、好きです。学生さんの眠気が一気に解消できそうです。ありがとうございます。
どうもコメントありがとうございます。
別の研修で参加者の方に何か良いゲームはないかと聞かれて、急遽まとめたものでした。
私はほとんどゲームしかしないので笑。
喜んでいただけて光栄です。