先日あげたNotebookLM関連のブログ記事は、情報の速報性もあり、かなりのアクセスがありました。
この記事で、私は第二言語学習(つまり自分の外国語学習)への応用を軽く提案しましたが、本業(日本語教育)の方でも使えるのではないかと思ったんですよね。それでまずは軽く、自分が講師として関与している研修の事前動画を作ってみました。
動画を作る意義としては、「近日おこなわれる研修のイメージを事前に膨らませてもらう」ということです。研修自体は90分で、その時間のほとんどは参加者同士のグループワークに割かれます。そこでの作業について、各参加者に事前知識があると説明なんかにも時間をかけずにすむと思うんですよね。
というわけで、「反転ビデオ」と言うほどガッツリしたものではなく、「研修で大体何をするか」がわかればいい程度のふわっとしたものとなります。
プロセス
①研修で使うスライドを準備(ここはいつもの準備)
②そのスライドをChatGPTに読み込み、要点をまとめてもらう&自力での修正。
③NotebookLMに、②の要点をコピペ。すぐに音声作成に取り組むのではなく、方針をしっかりと伝える(参加者に対する事前通達であり、研修で何をするのかを漠然とわかってもらうことが目的である、と)。
④音声完成&一応確認。
⑤ChatGPTに動画の背景画像を作ってもらう。
⑥Canvaで動画作成。④の音声と⑤の画像を合わせてダウンロード。
⑦研修のプラットフォームで配布。
以上になります。それでできたのが以下の動画↓。最初の部分だけでも聞いてもらえるとイメージがわくかも(Youtubeで埋め込んでいます)。
補足
なぜ動画にする必要があったか?
→研修のプラットフォームはWechatですが、音声をファイルとしてあげるより動画として上げた方が試聴されやすいのではないかと考えたため。コンテンツとしては静止画+音声なので、音声コンテンツと変わりはありません。
③の過程(NotebookLMで音声にする過程)でなぜそのままスライドを読ませなかったか?
→それでもいいと思う。ただChatGPTで先に作業をして、だいぶブラッシュアップしていたので、要約をそのままテキストでコピペした方が余計な情報が入らないだろうと考えられたから。
まとめ
というわけで、授業予告動画の作成過程について書きました。日本語の授業でも、ちょっと複雑な活動が入るものなどには事前に学習者の母語で動画を作って聞かせておくということも考えられますし、初級で日本語があまり通じない学習者に何かを簡便に伝えたりする方法としては有用な方法かと思います。
私の場合、中国語の日本語の先生が対象で、みなさん日本語能力が半端ないので日本語で作りました。
※もう少し短い音声になればいいと思ったんですが、4分45秒になりました。それはもしかして3分程度にするように指示を出せば良かったんですかね?その辺はまだよくわからず・・・。