↑からの続きです。
7月某日、とうとう初めての実践の日がやってきました。
結論からいうと、思ったほどうまくいかなかったが大失敗でもないといった感じでしょうか。以下、その結論に至った経緯について書きます。
ネットの問題
うまくいかなかったのはやはりネットの問題です。そもそも当初から懸念していていた問題なんですが、やはり当日それが露呈してしまいました。同じ環境で数回試した時もうまく行くときとうまくいかない時が五分五分だったんですけどね。
講義を始める前に「スマホでやるか」「PCでやるか」いろいろ試してみて、結局スマホを選択したんですが、ChatGPTからの発話が途切れ途切れになったりしてダメでした。翌日はPCから試したけど、結局同じような感じでした。
ただ、まったくダメだったわけではなく、予定していたChatGPTと参加者との会話は一部うまくいったりもして、「AIとの授業の可能性を示す」という最低限のことはできたかなと思っています。
入力の問題
あとですね、今回露呈した問題として入力の問題があります。
前回の記事で示したように、ChatGPTへの入力はピンマイクを使って行うわけですが、マイクが私の胸元についていても、他の人の声を拾ってしまうことがあります。
例えば「私が何かをChatGPTに言って、次はChatGPTが返事をする」という場面で会場がざわつくと、その声を拾ってしまうんですね。ChatGPTは割り込みが可能なので、少しざわついただけでも回答をやめしまうのです。で、スムーズに会話が進まなかったりする。実はこれは前回他の研修で少しChatGPTとの音声会話を紹介したときも少し気づいていた問題でもあります。また私は出勤の道でも音声会話をやってるんですが、周りがガヤガヤうるさかったり、地下鉄駅のアナウンスなんかがあるところでもうまくいかなかったりします。
◾️ChatGPTを活用した出勤時間だけでできる一人スピーチ練習!
解決策として、ChatGPTへの投げかけが終わった後は、人差し指を口元に当てて「静かにして」というジェスチャーを参加者に見せたりしましたが、その点はやはりスマートではないなと思いました。これは今後の技術の発展で「ChatGPTはあきらかな自身への発話のみ取り込む」とか「指定された人の声だけを認識する」ということが可能になれば変わってくるかもしれません。それかマイクの音量を下げるかですかね(それ意味あるんでしょうか)。
また、推測ですが、ChatGPTは感度が少し高いのでは?と思ったりもします。最近私は「豆包」という中国発の生成AIと音声会話を楽しんでいますが、同じ環境でやってもChatGPTの方が音をよく拾うなと思うことがあるんですね。というわけで、まだこの分野については研究が必要です。
可能性は示せた
とにかく、実践自体はあまりうまくいきませんでしたが、そもそも五分五分と思って準備をしており、AIなしでも講義を終えられるような設計をしていましたので、途中でAIには見切りをつけて一人で授業を終えました。
問題点は出たもののそこそこ印象的なことをできたと思っています。参加した人の中にはAIがそこまで流暢な会話に対応できるとは知らなかった人もいたようです。
またそのデモンストレーションを出発点に、中国で日本語会話ができるAIはあるんだろうか?という議論も参加者の中では活発になったようでした。
その過程で中国発の豆包というAIが音声会話にかなり対応できるという事実を知りました。ChatGPTと比べてもクオリティに遜色なく、かつ無料で時間制限なく使えるというのが素晴らしいところです。
ただ、致命的なのは日本語の音声会話にはうまく対応できないという点ですね。プロンプトの入れ方次第で一時的に日本語の会話が可能になったりしもするんですが、安定的じゃありません。また可能な場合でもその日本語もそれほど流暢ではない。という欠点があります。
私は主に中国語と英語の練習で使っていますが、その外国語の練習においては、キャラも設定できるしChatGPTとそれほど変わらないと思います。
まとめ
というわけで、実践編をまとめてみました。今後同種の授業を行おうという人は是非参考にしていただきたいと思います(準備編の方が役立つかも)。ネットの問題に関しては、私もできる限りのことをやってみました。
・有線接続をおこなう
・スマホで接続する
・VPNをいろいろ試す
・スマホでテザリングしてPCで接続する
などさまざまやり方を試してみたんですが、どれも思ったほどうまくいきませんでした。もし皆さんの環境がハイスピードなWifiなりなんなりに普通に接続できるとしたら、これはあまり関係ないと思いますが。
ただ、私が一つ試せなかったのは「5G」ですね。私のスマホは4G対応なんで、もしかしたら5Gで接続できていたら特に問題にならなかったかもしれません。うーんやっぱりスマホは良いの買おうか、と思ったりもしました。
今後AIを現場で扱う機会は増えてくると思うので、ちょっと考えていきたいところです。
