授業の前にはイメトレを

投稿者: | 2021年2月11日

みなさん、イメトレ、やってますか。

私はここぞという授業やイベントの時はイメトレをします。できるだけ集中して、翌日とか後日の授業の環境を想定しつつ作ったスライドをめくっていきます。話すことは声にこそ出しませんが、心の中で当日と同じように話します

そんなに時間的に余裕がない時は、スライドを開かないでやることもあります。通勤途中歩きながらその日の授業を想像したりします。こんな反応があるのではないか、ということも予測しながらイメトレを進めます。

そうやっているとですね、スライドの足りない部分とか、準備の足りない部分が見えてくるんですよね。そうやってイメトレを存分にやったときにはだいたい授業はうまくいきます。もちろんそもそもの授業プランに問題があった場合には授業にも問題が出てくるんですが、とにかく進行はスムーズに進みます。

スムーズに進めるためのイメトレ

そうなんです。イメトレは授業自体の改善じゃなくて(もちろんそういう意味もあるけど)、

進行の円滑化

なんですね。例えば、ちょっと古いですけど、

・絵カードの順番を揃えておく
・教科書の特定のページを開いておく

・学生のグループ分けを先にやっておく

とか、オンライン授業だったら、

・ブレイクアウトルーム設定を先にすませておく
・共有する予定のURLをすぐにコピペできる位置に貼り付けておく

みたいな「授業の本質からは少し離れるが、段取りとして必要なこと」に気づくので、事前にやっておくと当日の授業がスムーズに進むようになるのです。

みなさんも覚えがないでしょうか?「あ、すみません、ちょっとまってください」と学生に断りを入れて絵カードの順番を揃えたりとかしたことが。あの時間が重なると流れが止まるし、授業が間延びしてしまいますよね。

それを防ぐのがイメトレなんです

ビデオに撮ることも

また、これは一年に一回あるかないかですが、時間制限のある発表のようなもの、ここぞというプレゼンの場合にはビデオに収めます。ビデオにおさめると言ってもPCの画面録画とかそういうものですけど、そうやって録画することによって当日の授業やプレゼンの質はかなり上がります。

後で見直す時は当然2倍速くらいで見直しますが、全体の構成、間延びしているところ、グダグダになっているところがよくわかります。もちろん時間がかかるので毎日の授業にはできませんが、ちょっと緊張する授業とか、初回の授業とか、ここぞという授業やイベントの時は必ずやります。

イメトレやビデオ撮影。ここぞというときにはやってみてください。

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