日本語教師とメルカリ

投稿者: | 2022年6月23日

日本に滞在し始めて3か月ほどになります。

数か月単位で日本に住むのは2004年以来です。事務手続きや金融関係の手続きも腰を据えてやることができ、非常に満足しています。昔は気づかなかった日本のいろいろなことにも気づくことができました(良いことも悪いことも)。

さて、そんな中で、私が少しはまってしまったのがメルカリでの商品の売買です。

結論を先に言うと、

日本語教師とメルカリは非常に相性がよい!

ということなのですが、その結論に至るまでのもろもろを少し書かせていただきます。

メルカリとは?

一応ご存じない方のために説明しておくと、メルカリとは不用品を売買するインターネット上のフリーマーケットのプラットフォームです。

要らないものを、価格を決めて出品します。それを見たほかの人が購入すれば売買が成立。売り手は商品を送り、買い手はそれを受け取ります。買い手が受け取り確認をし、売り手を評価した後、売り手も買い手を評価します。それが終われば取引終了。晴れて売り手は売った代金を受け取ることができるということです。

まあ、仲介の手数料や送料が引かれるので、売上げ高全部が利益になるわけではありませんが、とにかく不用品を処分するには良いサービスです。

やってる人もいると思うし、なんとなく知っているという人もいると思います。

私は「なんとなく知っている人」でした。

まあ、捨てたら一円にもならんからな~。不用品を買い取ってもらってお小遣いでももらえるなら悪くはない。しかし、あて名書きとか梱包とか、発送とか面倒くさいな~。相手とトラブルになっても嫌だし。まあいいか捨てちゃお。

そんな風に思って、フリマアプリの存在は知りつつも実際に利用するのはなんとなく億劫に思っていました。

そんな中、私の妹がメルカリの神レベルのヘビーユーザーであるということが判明したのです。そこで、その神に教えを乞うて、なんとなくメルカリを始めました。

まあ、メルカリのサービスについてはご自身で調べてもらうとして、とりあえずわたしの懸念が杞憂だったとわかったことだけ列挙しますと、

・あて名書きは不要
・匿名で配送手続きができる(売り手も買い手も本名や住所がわからない)
・コンビニでバーコードを見せるだけで発送完了
・すべてキャッシュレス(売り上げから配送料と手数料が引かれて入金される)
・梱包は家にあるその辺のものでできる

とにかく、やってみると非常に簡単だということがわかりました(なんでもやってみるものですね)。

何が売れるか

前置きが長くなりました。本題に入りましょう。

今まで数十点のものを売りさばいてきましたが、多方面から分析した結果、私が出品したものの中で高値でかつ早く売れるものは、以下の二点に集約されることがわかりました。

・ブランド品
・日本語教育関係の書籍

とにかく、この2つは価格を相場よりちょっとだけ下げるとすぐに売れます。一方、ノーブランドの服や小物、一般書籍などは価格を落としても全然うれません。

まあブランド品はわかりやすいですよね。ある時は私が出品した瞬間に売れたこともありました。目利きの人(プロ)ならすぐにそれが相場より安い、ということがわかるのでしょう。

で、日本語教育の本ですが、これは意外でした。というのは、その前にもっとネームバリューのある作家の小説やエッセイを売りに出していたんですが、全然売れないんですよ。それで「本はやっぱ古本市場が大きいから売れないのかな」と思っていたんですが、日本語教育やちょっと専門っぽい本はすぐに「いいね!」がつくし、売れるのも早いんです。

まあ考えてみればそうですよね。専門書とか日本語教育関連の書籍って、他のもので代用できないんですよね。例えば「Aという本が必要だ」となったら、何をしてでも「A」を手に入れないといけないんです。「Bという本が安くなっている!」としても意味がない。

もし「A」を手に入れる必要が出てきたら本屋に行くと思いますけど、「思ったより高い」と思ったら古本を探すでしょう。で、たとえば新品が3000円、中古がメルカリにしかなく、かつ2000円だったら、みなさんどちらを買うでしょうか?これは人によって違ってくると思いますが、本当に金銭的に余裕がなければ安い古本を買うでしょう。

また、専門書によっては絶版になっている本も少なくありません。その場合、定価よりも高く売れるということもあり得ます。だって読まないといけない本は読まないといけませんから。他の本では代用不可です(私は不用品を出品していますので、基本的に定価より高い価格をつけるのはやめるようにしています)。

「A」がほしい人は「A」という書名で検索して探しますから、タイムラインの中で埋もれてしまってもあまり不利にはなりません。もしほしい本が「ノルウェーの森」とかだったら大量の出品がありますが、日本語の教科書や専門書なんてのはそんなに絶対数もありませんから。複数出ていたらその相場かそれより少し安いくらいの値段をつけておけばすぐに買い手がつきます。

そういう意味で日本語教師はメルカリと相性がよい、というのです。

古本に対する考え方

しかし、「本を中古で売り買いする」ということ自体が嫌いな人もいるでしょう。

私も、ある程度年をとってからは、本はできるだけ新品で買うことにしています。なぜなら中古で本が売買されても著者や出版社にはその代金が還元されないからです。

特に日本語教育関連の著作は、業界自体を盛り上げるためにも新品で買うことを基本的姿勢にしています。

でもね・・・私が「もう5年は開いていない」という本はこれからも開かないでしょうし、持っていても箪笥の肥やしにもなりませんので捨てることになると思うんですが、うーん捨てるくらいなら必要な人に届けばいいんじゃないかなと思う気持ちもあるんですよね。

あと、そこで売れたお金を集めれば、新しい本も買えますしね。

中古での本の売買については百人百様の考え方があると思います。というわけで、もし「けしからん!」という読者の方がいましても、それについてはいろいろな考えがあるということでご了承いただきたいと思います。

まとめ

というわけで、日本語教師とメルカリについて書いてきました。

私がメルカリをやりながら思ったことをまとめますと、

・ハードルが高いように見えてもやってみると簡単だったりする
・日本語教育関連の本は売買が成立しやすいアイテムである
・専門書だとさらにその傾向は強い

ちなみに私は売り上げが数万円になりまして、その売り上げで別のものを買いました。感覚としましては、「あれとあれとあれが回りまわってこれになった」という感じです(わかります?)

売っても百円くらいの利益にしかならないものもあるんですけど、売り買いすること自体が面白いと思っています。なんというか物々交換とでも言いますかね?

興味ある人はぜひはじめてみてください。それ自体がおもしろいっす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。