Youtubeも意外に見られる!

投稿者: | 2019年1月7日

子供たちが将来なりたい職業としてYoutuberがランクインしているという話を聞いたことがあります。 Twitterなんかを見ていても動画作成をしている人って結構いますよね。

実は私もかなり以前からYouTubeに動画をたくさんアップしています(最近はあまりしてないけど)。ただ私はYoutuberではありません。ただ作った動画をYouTubeに上げているだけです。

というのは、私の動画は対象がかなり限定されているからです。今は韓国の大学で日本語の授業を担当していますが、その日々の授業の復習動画を上げたり、会話試験のための練習動画をあげたりしています。動画のターゲットは「私の授業を受けている学生」に限られているわけです。

「不特定多数の人を対象にして、アクセス数を増やそう!」というものではないので結構適当に作っています。 もし私のことを全く知らず、ただ日本語の勉強をしようとする人が見たとしたら、あまり意味が分からないかもしれません。だって 急に「教科書の何ページですね」とかそんな話が出てくるからです。

また、見てもらえると分かりますが基本的に動画は一発撮りです。 編集どころか、切り貼りすらしません。でも私の授業を取ってる人にとっては「リアルの自分の先生があげている動画」なわけですから、 「他の全く知らないユーチューバーの人が同じ内容の見た目もきれいな高クオリティ動画」あげているのと価値としては同じようなものではないかと思います。

逆に言うと私のことを全く知らない人が見ても、クオリティが低くて映像も綺麗じゃない。先生もただのおっさんですからあまり引き付ける力はないということですね。

※ちなみに、私は動画だけでなく、スライドもそうですけど「見た目の質」と「労力」を天秤にかけて「見た目の質」を落とすのを「良し」としています。美術感覚に優れた方などの中には「それは容認できない」という人もいるでしょうが、スライドにしても動画にしても凝り始めるとキリがないので、基本的にはスライドは「無地・無デザイン」に、動画は「無編集」としています。そういう基準を自分の中で作ることによって「自分が守られる」部分もあります。

こんな感じ

というわけで、人にお見せするものでもないんですが、イメージを高めるために実際に私が「自分の学生を対象に上げている動画」を上げてみます。

↓動詞のグループ分けを説明する動画。

↓授業の復習動画。

↓「て形のうた」動画。同僚が歌ったものをテキトーに作ったんですが、これが私の上げている動画の中では突出したアクセス数を誇っています。

↓これは大学関連ではなくて、Facebookの「日本語コミュニティ」の学習者用に作った動画です。まあ、どちらにしても「限られた人々」を対象に作っていることに変わりはありません。

というわけで、私の作っているものの質(映像や音声や編集など)がユーチューバーの人とか、動画でやっていこうとする人に比べて劣ることはわかっていただけると思います。

ちなみに、今日見てみたら、数字的にはこんな感じでした。

アクセスを集めることに努力をしなくても、動画を全く上げていなくても、つまりほったらかしでも全世界の人が合計で4200分私の低クオリティの動画を再生してくれたのですよ。これはすごい(のかどうなのかよくわからない)。

思わぬ影響力

私としては目に見える範囲の自分の学生用に作っている動画であっても、そのほとんどは「公開」設定にしているので、ときどき思いもよらぬところからメッセージなどをもらうことがあります。

私の場合はほぼ韓国語か日本語で動画を上げているので、当然韓国人学習者からのコメントが多いです。「勉強になりました」とか「ありがとうございました」というのは結構普通にあります。

2回ほどあったケースとしては、「どうしても個人的に連絡がとりたい!」というメッセージをもらい、他の媒体でやりとりをし、日本語学習法についてレクチャー?をしたこともあります。ちなみにそのうちの一人はその後も連絡をとっていて、今でも時々「N3に合格しました!」などのメッセージを送ってきます。

また、これが一番レアなケースだと思いますが、ある日、大学の研究室に電話がかかってきて、「先生の大ファンです!」というのです。それはもうまさに「憧れだった芸能人と直接話ができた!」というくらいの興奮ぶりでした。

※ちなみになぜ私の研究室の電話番号がわかったかというと、動画の中で、数字の練習の場面があるのですが、そこで「629-○○○○、これ私の研究室の番号ですよ」と言っているんですね。「自分の学生以外は誰も見ない」と最初から決めつけていたための失敗?でした。この人はいい人ですけど、変な人もいますから気をつけないといけませんね。

話してみると、「偶然YouTubeを通して、あなたの作った一連の日本語授業の動画を見た。ほぼ全部見ていると思う。動画の中で言及されている教科書は何か?ぜひ教えてください」というものでした。

ちょっと圧倒されましたが、特に悪い人でもなさそうなので、いろいろと日本語学習について話をしたりしました。その人は地域の教室で日本語を教えているのだが、日本語を独学で学んだため体系的な日本語文法などの知識がない。それで私の説明の仕方などが非常に参考になる、というのですね。

その後もちょくちょく連絡が来て、近況を報告してくれます。最近では私が著者の一人である日本語教科書を使って授業をやってくれているようで、非常にありがたい「ファン」の人、と言えるかもしれません(20冊以上売ってくれましたからね)。

極めつけは先日ですが、「どうしても先生(私のこと)に贈り物がしたい!」と言ってくるのです。「いや、私は何もしていないから」と一応断りを入れたのですが、「ぜひ、どうしても!」というので贈り物を受け取ることにしました。それが↓

「御歳暮」の中身は…

和歌山の梅干し!!

いや~これは結構値が張りますよ~。大感謝です。

言いたいことは…

「梅干しもらったんだぜ!」と言いたいわけではありません。ここで言いたいことは、「Youtubeみたいなものは、どこでどうなるかわからない」ということです。

私は職場の電話番号を公開してしまうくらい、Youtubeを侮っていました。これだけ動画があふれる時代、一体誰がこんな私の低クオリティの動画を見るものか!と。

でも、実際には私とまったく関係のない人々が動画を見て、かつ、それに影響を受けている人が少数なりともいるということですよね。これは素晴らしいことではないでしょうか。

そもそも動画を上げ始めたのは、「先生こないだの授業欠席したので、試験の範囲教えてもらえますか?」という学生に対して「ここに動画上げているから自分で見てね」というためでした。また、「先生この部分よくわからないんですが」という学生に対して、「ここに詳しい説明あるからよく見てくださいね」というためでした。

つまり労力を少しでも減らそうと、楽をしようとやっていたものなんです。

それが、「ファン」まで生み出すのだから大したものです。

まだ「動画をアップロードして公開する」というのはやったことのない人にとっては敷居が高いかもしれませんが、やってみると何が起こるかわかりません。仮に質が低くても、誰も見ないというだけですから、誰かに迷惑がかかることもありません。意外な反応があったりしておもしろいですよ。

また、あと私がYoutubeに動画を上げているのは、動画の管理が楽だからです。撮った動画をハードディスクなんかに保存していたら管理できません。Youtubeなら、プレイリストを作ってまとめることもできますし、すぐに再生ができますから内容を確認するのも楽です。

YoutuberにならなくてもYoutubeに動画を上げるのはなかなかおもしろい、という話でした。

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