金にならない仕事を楽しむ

投稿者: | 2017年7月19日

最近金にならない仕事ばかりしています。日本語教師のチャットに参加したり、FACEBOOK上のコミュニティに顔を出したり・運営したり、ZOOMのオンラインミーティングに参加したり、論文を書いたり。そのどれもが金銭的なペイが生まれないものです。そして今こうしてブログを書いていますが、これも金にはなりません。もちろんそういった活動がいずれ違った形で「金になる」かもしれませんが、そもそも一次的には報酬が発生しないものです。

でも、金銭的な報酬が発生しないからといってイヤイヤやっているかというと、全くそうではありません。むしろ楽しんでやっているんですね。面白いものです。論文なんかは投稿費がかかりますし、掲載されたらされたで掲載費もかかります。このブログだってドメイン代やサーバー代がわずかですがかかります。つまり持ち出しですよ。持ち出しにもかかわらず楽しんで仕事(報酬が発生しないものをそう呼んでよいかわかりませんが)しているんです。なぜでしょうか?ちょっと考えたらすぐにわかりました。

内発的動機からおこなっているものだから!

教育に携わるものなら常識のはずなのに、自分のことだからかうっかり忘れていました。そうです、人間というのは「やらされ感」や「外的な報酬」からおこなう仕事や勉強というのには高いモチベーションを感じることができないからです。逆に内発的な動機、つまり「金にはならんが、やってみたい」とか「どんないいことがあるかはわからんが、興味ある!」ってことには実に意欲的に取り組むことができます。

以前、誰かがどこかで(つまり全然うろ覚えですが)「今の子供に勉強させるには『人参』による利益誘導しかない」というようなことを言っていました。今勉強すると、よい学校に入れる。よい学校を出るとよい仕事にありつける。よい仕事にありつけるとよい配偶者を得ることができ…というようにして子供を焚き付けることですね。しかし、私のようないい年のおっさんが「金にならなくても、持ち出しでもやりたい!」と色々活動していることから見ても、こういう「人参」を前に吊るす方式の動機づけはもう時代遅れなのではないでしょうか。

金になる仕事を効率よくこなす

では、内発的な動機からおこなっている仕事だけをやっていれば我々はハッピーなわけですが、現実的にはそれだけやって暮らすわけにもいきません。まずオマンマ食べないといけませんから。「金になる仕事」もやらないといけません。でも、「金になる仕事」は「オマンマのため」にやっているわけですから、その時点で「やらされ感」が生じてしまいます。

だったら我々がとる戦法はこれです。

1.金になる仕事はちゃちゃっと効率よく終わらせる。

2.そして残った時間を内発的な動機から始めた仕事に当てる。

また、その時にもう一つ気をつけないといけないことがあるでしょう。それは、

内発的な動機からはじめた仕事にやたらと付加価値をつけない!

変に金になってしまったり、変に責任がついてしまったら、その時点でその仕事は「やらされ仕事」に成り下がってしまいますからね。できるだけ純粋な動機で、つまりその仕事をやること自体がおもしろいから!ということで仕事をやっていく必要があるわけですね。

このブログも全くの内発的な動機から始めることにしました。具体的な理由としては考えたことや得た知識を目に見える形で残しておきたいからです。これまでもSNSなどでそのような活動をおこなっていましたが、何と言っても私は書く文章が長くなるので、SNSなどでは遠慮が出てきてしまうんですよね。

まあ、とにかくブログを今日から始めるわけですが、ちゃちゃっと他の雑用(普通の人はそれを本業と言うわけですが)をこなして、できるだけ当初の目的以外に付加価値をつけずに、のんびり思ったことを記していこうと思います。

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