ちょっと前からZOOMを使っておしゃべりイベントを週1でやっています。詳細はこちら。
全部で5回ほどやりました。第2回目からは「やさしい日本語おしゃべりカフェ」というタイトルを使っています。
ここまで、主催者の私を除き、延べ人数で22名の日本語学習者の方々が参加してくれました。それらの方々の国籍は台湾、インドネシア、インド、ネパール、モンゴル、韓国と多岐にわたります。
韓国からの参加者は、前回の報告でも書きましたが、私がリアルの授業で受け持っている学習者たちです。「こういうイベントを毎週しているから来てください」といって参加を呼びかけています(半分強制ですが)。なので、やはり私の学生の参加率が高いです。
5回開催した中での問題点をいくつか記しておきます。
時間の問題
まず、開催を何曜日、何時にするかという問題があります。インターネットでのビデオチャットですので、ネット環境が整っていればどこからでも参加することができます。WIFIとスマホがあればどの国からでも参加できるというわけです。それはそれでいいのですが、そうすると時差の問題があります。
結果として、日本時間で金曜日の昼の12時に時刻を設定しました。なぜ、この時間に設定したかというと、考えていてもキリがないからです。まず、どういう人が参加するかわかりません。どの国の人が参加するかわかりません。もし例えばメインの参加者層はアメリカ在住である、とすればアメリカ人の都合の良さそうな時間を選べばいいと思いますが、それが全く予測できません。
仮に、予測できたとしても同じアメリカ人でも都合の良い時間というのは、人によって違います。夜の9時とかなら比較的参加が望めるかもしれませんが、その時間はアルバイトをしているという人もいるでしょうし、子供を寝かしつけなければならない、という人もいます。
そういうことから、考えてもしょうがないんですよね。だったら、ということで私の都合の良い時間にしました。思うところは人それぞれでしょうけど、主催者である私が最もストレスが少ない時間帯に開催するのが一番効率的なような気もします。
曜日に関しても、おそらく週末の方が多くの参加者が見込めるでしょう。でも、私は基本的に週末は仕事をしない、家族と過ごすことを基本としていますので、避けました。
世界中の学習者を相手にしているわけですから、全員が気持ちよく参加できる時間というのはあり得ません。ある程度これはしょうがないことでしょう。
どこで呼びかけるかの問題
日本語を学習している人は世界中にいます。また、日本語を使いたいと思っている人も世界中にいるでしょう。しかし、そのような人にどうやって呼びかければいいでしょうか?私がFACEBOOKやTWITTERで呼びかけても、その情報を目にする人の数はそんなに多くありません。
真っ先に思いついたのはFacebookの日本語学習グループです。ちょっと検索しただけでもいくつもヒットしますが、当然私が日頃からお世話になっている、活動している「日本語コミュニティ」で呼びかけることにしました。
ここは、2017年10月の時点で3万人以上の参加者がいます。また、私はそれなりにこのコミュニティで活動もしていますので、個人的な活動の広報をするのに引け目を感じることがあまりありません。それに個人的な活動とは言え「日本語コミュニティ」の趣旨である、「独習者支援」にかなっている活動ですから、特に問題はないはず、と思ってこのコミュニティで宣伝をさせてもらっています(ありがとうございます吉開先生)。
呼びかけると、それなりに反応がありました。「いいね!」の数ほど参加者はいませんが、毎週やっていればそのうち浸透していくのではないかと思っています。今はこのコミュニティと私の個人的な知り合いだけに宣伝をしています。時々、「他でも宣伝するか」と思ったりもするのですが、ネット上での活動ですのでお互いにどこから来たか(どういう人の紹介で来たか)、ぐらいはわかっている方が良いという面もあります。逆に言うと、私自体が多くの学習者にとって「謎の存在」ですから、Facebookコミュニティという基盤のあるところの方が安心できるという意味もあります(私が何か不誠実な行為を行った場合、日本語コミュニティの管理者に知らせる、ということができます)。
長くなりましたので、今日はこの2つの問題について書いて終わります。毎週やっている活動ですので、またそのうち気づいたことを報告したいと思います。同様の活動を考えている人、行っている人の助けになれば良いと思います。
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