2022年7月 中国渡航メモ④〜空港生活から北京へ 

投稿者: | 2022年8月8日

2022年7月 中国渡航メモ①〜日本出国
2022年7月 中国渡航メモ②〜入国・隔離生活開始
2022年7月 中国渡航メモ③〜隔離生活

↑からの続きです。今回で最後になります。

Health Kit

さて、昼ごろ隔離が終わり、荷物を送り出し、深圳の空港へ向かいました。その日は空港に隣接するホテルで宿泊。翌日の便で目的地である北京へGO!

…のはずでした。

一つ、数日前から懸念があったのです。それは北京のHealth Kitが正常に表示されないこと。

Health Kit (健康宝)とは何かと申しますと、その人のPCR検査の結果などを表示するスマホアプリのことです(ざっくり言うとね)。どうやら、この種のアプリは中国全土で地方別にあるらしく、深圳なら深圳の、北京なら北京のHealth Kit登録が必要になります。

隔離ホテルで何度もPCR検査を受けましたが、それがスマホアプリに反映されて「現在のあなたは最後の陰性結果が出てから24時間以内である」とかが出るわけです。

例えば、深圳の空港に入るには48時間以内の陰性証明がないといけません。結構これは徹底していて、中国人でもテキトーなものを見せて中に入ろうとするんですけど、絶対に入れてくれません。係の人とおじさんたちが口論している光景を何度も目にしました。

で、ですね、深圳内で生活するのであれば深圳のアプリだけを見せればいいんですけど、私たちは北京に行かなければならないので、北京行きの飛行機に乗る前には北京のHealth Kitを見せる必要があるわけです。その事実は知っていたので隔離をしている間からインストールして登録していたのですが、なぜか隔離終了数日前からエラーが出ていました。

ちょっと不安になってきて人に聞くのですが、大抵は「隔離が終わればエラーは出なくなる。待たれよ」というものでした。まあ確かにその通りです。私は隔離中の身ですから他都市に動けるはずがありません。ただちょっと引っかかっていたのは妻と息子たちのHealth Kitにはエラーが出てないんですよね。全て同じ行動をしているのに。

結局、隔離終了後数時間過ぎてもこのHealth Kitにエラーが出続け、抑えていた飛行機にも乗ることができませんでした。

空港生活

このエラーが出ている以上、私は北京に行くことはできません。

なんとかこのエラーを解消するために努力をしました。何かミスをしたのだと思い、色々な手続きを最初からまたおこなったり、職場の人をはじめ、関係者の方々にも協力をしてもらいました。

この詳細を記すのはあんまり意味がないと思いますので省略しますけど、結果として「私の方のエラーが消えて、北京に行けると思ったら、次は妻の方にエラーが出る」という泥沼にはまりまして、結果として1泊する予定だった深圳の空港ホテルでの宿泊が3泊になりました。

もしね、最初から「あなたは空港ホテルで3泊足止めです」って知っていたら、その空港生活をエンジョイできたとは思うんです。でも、結果として3泊になったのであって、足止めされている間は何日続くのか予想もできないわけです。2泊目くらいの時点では「もしかして深圳空港生活が意外にながくなのではないだろうか」と思ったりもしました。

あの、トム ハンクスの「ターミナル」っていう映画をご存知でしょうか?あんな感じです。まあ空港からは自由に出入りできる点で映画とは違いますが、空港近辺に足止めされたという点では同じです。同じホテルに3泊しましたが、チェックアウトの時間ギリギリまで部屋にいて、エラーが消えないことを確認して、フロントに降りて行き「すいませんがもう一泊お願いします」と2回頼みました。フロントの人も「変な人たちだな」と思っていたに違いありません。

PCR検査

Health Kitのエラーが消えない限り北京にはいけません。だったら気持ちを切り替えて空港滞在を楽しもうとも思いました。幸い空港内のATMで中国のお金もゲットできましたし、妻のクレカと連携させたアリペイもそこそこ使えることがわかったからです。KFCとかバーガーキングとか、久しぶりに食べたら美味しかったです。

でも一つ壁があったのです。それはPCR検査を受け続けなければならないこと

そう、この投稿の冒頭でも書いたように、深圳の空港に入るには48時間以内の陰性結果が求められます。また、それをちゃんとキープしてないと飛行機に乗れません。

隔離期間中は部屋に検査しにきてくれましたから楽でした。でも隔離が終わって一般人になった今は自分達でPCR検査を受けに行かなくてはなりません。

え?どこで受けられるの?

色々な人にヘルプを出して調べてもらいましたが、具体的に「ここに行けばよろしい」と言うことはわかりませんでした。ネットで調べると出ては来るんですが、「ここは居住している人じゃないとダメ」「ネットで示されていてもほんとにできるとは限らない」とのことでした。

結局滞在しているホテルのフロントが最も正確であろうと思い、聞いてみたところなんの迷いもなく一つの病院を指定してくれました。

距離としてはちょっと遠い(車で30分くらい?)んですが、とりあえず検査が受けられればどこでもいいと思いました。

そこでは確かにPCR検査を受けられましたが、私たちは一苦労でした。お金を払って受けるんですが、やはりデジタル決済がうまく行かないんですね。色々な人の助けを借りて、病院の建物を上から下まで何度も行き来し、やっと現金で費用を払って受けることができました。多分2時間くらいかかりました。

しかもそこに2回行ったんですよ。ただ、同じ方法でやればすぐにできるだろうと思ったんですが、その日は前回に行った時に手続きをしてくれた医者が非番だったんですよ。「今日はできない」と言われてノコノコ車で30分かけて帰ってきました。

でも、この話にはオチがあるんです。

実は滞在していたホテルでPCR検査を無料で受けることができたのです!!!!ホテルのフロントに聞いたのに!空港で受けられるところはないのかと聞いたのに!

まあ、病院で右往左往する時には色々な人が助けてくれまして、それはそれで中国人のやさしさを感じることができたので、今となっては良い思い出です。

いざ北京へ

そんなこんなでエラーも収まり、北京へ行きそうな気配になりました。

しかし最後まで気は抜けません。深圳の空港でのチェックインは、これまでの人生の中で最もドキドキするチェックインでした。

私の場合は、深圳のHealth Kitと北京のHealth Kitをチェックされただけでした。他の人の情報によると違う通行証の提示も求められるとのことでしたが、私は上の二つだけでした(もちろんパスポートとかはチェックしますよ)。

とにかく荷物でもケチをつけられないように重量はちゃんと測り、ギリギリにしました。中国の国内線の預け荷物の重量は20Kgが一般的みたいですね。

あ、今回というかやはりスケールは持っている方がいいですね。私は↓を買って、飛行機に乗るたびに使っています。普通に正確です。まあ20キロ級の荷物を持ち上げないと測れないので、女性だと大変かもしれませんが。

今までの人生で最もドキドキする体験をしつつも、特に問題はなくチェックインや荷物検査を終えることができました。あとはいつも通り、飛行機に乗って降りるだけ。北京の空港も国内線ですし、難しいポイントはありませんでした。

出口を出ますと、職場の方々が迎えにきてくれていました。挨拶をしつつ、とてもホッとした気持ちになったことを覚えています。

まとめ

以上計4回にわたって、神戸→成田→深圳→北京のあれこれについて書いてきました。

2週間の出来事でしたが、本当に消耗しました。私も40を過ぎて、世の中のことを少しでもわかったような気になっていましたが、いやいや世界は広い自分の無力さと無知加減をこれでもかと見せつけられました

北京についた翌朝体重を測ったら、今までみたこともないような数字が出てきました。まあこれから回復はすると思いますが、妻も私もかなり消耗したのは確かです。

しかし、子供たちはそれほど消耗しておらず、事の深刻性もよく理解していないようでした。私と妻が「エラーが消えない」「PCR検査どうする」という話をしている中で、「Wifi繋がらないよ〜」「チキン食いたい!」とか悪びれもなく話す態度には殺意すら覚えましたが、一方で一緒になって絶望的になるよりは全然良いのかなと思いました。

消耗する中、嬉しかったことは関係した中国の人たちがみなさんとても優しかったことです。どこに行っても私たちはとにかく「外国人である」「言葉はようわからん」という前提でコミュニケーションを開始するわけですが、みなさんそれぞれの立場から私たちの希望を実現するための行動を取ってくれました。言葉が通じないからと言って「けっ」という態度を取られたこともありませんし、コミュニケーションを放棄されることもありませんでした。

また、個人名は出しませんが、ある方に本当に助けていただきました。どうしてもコミュニケーションを取らないと行けない際に、電話をかけて通訳などをしていただきました。ご本人が見ればわかると思いますので、ここで改めてお礼を申し上げます。

とにかく、人々の好意や親切によって私たちは生かされていると感じた14日間でした(特に最後の数日間)。終わってみればいい思い出です。しかし実は北京に来てからも1週間の隔離があるのです。すごいですよね。

そしてそれが終われば本格的に仕事がスタート。これからの中国生活とても楽しみです。

2022年7月 中国渡航メモ①〜日本出国
2022年7月 中国渡航メモ②〜入国・隔離生活開始
2022年7月 中国渡航メモ③〜隔離生活

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