ZOOMを使った「やさしい日本語おしゃべりカフェ」1周年!!

投稿者: | 2018年9月7日

毎週金曜日に「やさしい日本語おしゃべりカフェ」というイベントを開催しています。ただ「日本語でおしゃべりしましょう!」というだけのものなんですが、とうとうこのイベントも一周年を迎えました!!

その一年の間に公式ホームページも作りました。

やさしい日本語おしゃべりカフェ
    (外部ですが、私の作ったサイトです。)

参加者は、世界最大のオンライン日本語学習コミュニティであるFacebook「日本語コミュニティ」」で募っています。他でも軽めに宣伝をしたりはするんですが、99%はこのコミュニティからの参加です。

今話題のFacebookグループ「日本語コミュニティ」とは?

はじめた経緯など、詳細は過去の記事をご参照ください。

ZOOMで日本語おしゃべりイベント
やさしい日本語おしゃべりカフェ

約100名が参加。女性が少ない!

  • 実施回数 44回(第一回2017年9月1日/最新回2018年9月7日)
  • 延べ参加者数 288名
  • 異なり参加者数 97名
  • 各回平均参加者数 6.7名

実にこの1年で100人近くの人々と話をしてきたことになります。ときどき日本人の参加者もいますが、ほとんどが非日本人です。

最近の傾向としましては、参加者が安定してきたことです。1回のセッションの平均参加者が7名程度ですが、だいたいそのうちの6人は過去に来た人で、一人くらいがニューカマーという感じです。

また、なぜか?最近は女性の参加者が極端に少なくなりました。毎回イベントの様子を写真にとって、「日本語コミュニティ」に上げているのですがその写真が男性ばかり、というのも関係があるかな?と思ったりしています(ホストである私が紅顔の美少年であったりすればまた変わってくるのでしょうか)。

進め方は?

1年やってますけど、どうやって進めるかまだ悩んでいます。今のところ3パターンくらいを参加者の面子やその日の気分によって使い分けています。

①テーマ会話…一つの大きなテーマや話すことを決めておいて、それに沿って話していくやり方です。テーマがはまると面白いですけど、テーマ選定をミスると悲惨な結果になります。

↓のようなスライドを使います。

↓追加でこのようなスライドを差し込むこともあります。

②自己紹介&質問Ⅰ…まず一人に自己紹介をしてもらいます。その後↓のスライドのように「きのうしたこと」とか「最近はまっていること」など一言だけ言ってもらいます。その後にそれを聞いたその他の参加者に「今自己紹介した○○さんになにか聞きたいことはありませんか?」というように促し、会話を進める方法です。

これは新しい参加者が多いときには結構はまります。でも常連さんばかり来たときは参加者もお互いのことをよく知っているので使えません。

③自己紹介&質問Ⅱ…これは①と②の間くらいに位置する方法です。↓のスライドのように「今日のテーマ」を発表して、その後に自己紹介をやってもらいます。自己紹介を終えたら、その日のテーマに沿って他の参加者への質問を考えてもらいます。②では自己紹介をした人が質問を受けるのですが、これは自己紹介をした人がその他の参加者に質問をします。後は流れで。

3つのやり方を簡単に説明しましたが、まだ「これ!」といったやり方はありません。「前もって話すことを決めておく」「考えておいてもらう」とかできればいいんですが、参加のハードルを上げたくないのと、その時間になるまで誰がくるかわからないという事情からこのような方法をとっています(なら、事前申し込み制にすればよいのでは?という意見もございましょうが、私が極端に予約とか事前申し込みとかが嫌いなのでこれは採用していません。その日のその時間になったときに来たければ来る、来たくなければ来ないというのが好きなんですね)。

また、 当然、参加者間で日本語レベルにばらつきがあります。このイベントはタイトルどおり「やさしい日本語おしゃべり」にしたいというのが前からあります。ですから、あまり会話の縛りを作りたくないのです(細かいテーマにすると離せなくなる人も出てくる)。「自分のレベルで話せることを話す」ということは最初から変えないようにしているので、テーマを広くとったり、誰でも一言は発せられるような簡単なテーマ、やり方にしています。

でも、なにかよい案があったら教えてもらいたいものです!

その他の管理は?

ZOOMの無料アカウントでイベントをおこなっているので、一回のイベントは40分までです。この40分間は6,7人参加者がいればあっという間に終わってしまいます。大変なのはこのイベント自体よりもその前後の作業です。

●前作業…「日本語コミュニティでの宣伝」「公式ホームページでの情報の差し替え」「進め方の決定」

「日本語コミュニティでの宣伝」は投稿するだけなら楽なんですが、それに対する返信やコメントも多いときは多いのでそれへの対応が必要になります。公式ホームページを見てもらえば誰でもわかるようになっているのですが、誰もそこまで細かく読んでくれません(笑)。「どうやって参加するの?」「どんなアプリを使うの?」という質問への対応が求められます。

●後作業…「参加者のチェック」「日本語コミュニティでイベント終了を伝える投稿」

終了投稿自体は簡単なんですが、参加者をタグ付けするのが結構面倒くさいです(Facebookのこの辺が不満)。また初めての参加者の場合、Facebookの名前を見つけたりする作業も難しかったりします(特にミャンマーとか、ベトナムとか普通のアルファベットじゃない人のタグ付けとか)。タグ付けしないと投稿しても参加した人が見てくれなかったりするので。

何月何日に誰が来たかのチェックは特に重要な作業です。また合わせて、イベントで知り得たその参加者のプライベートなことも記載しておきます。「●●さん、ベトナム、機械工学専攻、ハノイ在住、N3挑戦、東京に1ヶ月滞在、ピザ屋でアルバイト」とかでしょうか。

グーグルのスプレッドシートで管理しているんですが、これはイベントが始まる前に必ずPC上に開いておきます。数ヶ月前に一度来ただけの参加者がまたひょっこり顔を出すこともありますからね。「お、この人前に来てたな~名前なんだっけ?」てなときは、この記録をささっと横目で見つつ、「あ~えっと、●●さん、ハノイの学生さんですね!JLPTどうでしたか?」と聞いたりします。冷や汗流しながら(笑)。

このおかげで、1年やってきましたけど、二回目の参加者に「はじめまして」と言ったことや「名前なんでしたっけ?」と言ったことは一度もありません。

個人の情報の記録はやはりやっておいたほうが良いです。

そんなこんなで

週に一度、わずか40分のイベントですが、数回参加している人とはなんとなく連帯感もできますし、情に近いものも感じることがあります。

無料でやっているので、こちらが下手を打っても特に責められることはありませんし、気楽にできています。それでも常連さんがいることを考えると、このイベント自体にある程度価値を見出してくれている人もいるのだろうと思います。

いつ辞めてもいいんだから、ということでやり始めたことですが、もう金曜になると自動でこのモードに入るので、なかなか辞められません(笑)。



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