『日本語教師の専門性を考える』を少しずつ読んだ記録

投稿者: | 2023年6月7日

やっと本が手に入り、読めました(電子書籍があればもっと早く読んでいたんですが)。

舘岡洋子編(2021)『日本語教師の専門性を考える』ココ出版

紙の本か電子書籍かって好みが分かれるところなんですが、基本的に私は電子書籍派です。まあ基本海外にいるからってのがいちばん大きいと思いますが、

ハイライト機能

これも大きいです。電子書籍だと気になったところに素早く線を引けますし、後から検索も容易ですからね。まあ好みは人それぞれなんで、みなさんがどちらを好きでもそれはどうでもいいんですけど、とにかく紙の本だとハイライトできない=内容を忘れてしまうと思いました。

それで編み出した?のが章ごとにメモ書きをTwitterに投稿しておく方法(まあ珍しくもないですけど)。

・投稿する前に一度内容を反芻しないといけない
・140字にどう収めるかを考えないといけない
・後から容易に見直せる

という利点から「章ごと投稿」をやってみました。「後から容易に見直せる」ように、ここで一連の投稿をまとめておきます。

↑「理論」じゃなくて「理念」ですね。

まとめ

こうやって少しずつ記録をつけていくのもいいものですね。本一冊読み終わったら大体内容を忘れてしまいますが、こうやって概観することで朧げながら内容を思い出すことができます。

この本から学んだことは、「動態的専門性観」という観点ですね。ルーブリックの各観点を埋めていくだけではだめだということです。未知の領域に果敢に飛び込んでいけるように、確固たる「理念」を固めそれを各「フィールド」で活かせる「方法」を常に模索していく力が必要なんですね。

ですから「それをルーブリックで示して点数で評価するようにしよう」というのは愚の骨頂で、じゃあどうやって個人の「専門性」を評価していくのかっていうと、それはそれでまた別の問題になるとは思うんですけど、個人としての進む方向は、この本を読む前と後で少しだけわかったような気もしました

また、見えてきたのは日本語教師の日本語教師じゃない使い道ですね。

日本語の使用が前提となっている環境で日本語母語話者と非母語話者をうまいこと繋いで行けるのは、確かに日本語教師が得意だろうなと思いました。

いろいろと学びのある本でした。

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