所属機関で日本語関連のイベントを2つ実施しました。
結構大きいKIZUNAフェスティバルというイベントの中のプログラムで、普段ならオフラインで実施するものですが、今年は状況が状況だけに完全オンラインでの実施となりました。
今日は私が少しだけ関与した「クイズ大会」と「まるごとマッチ」という二つのプログラムについてご紹介します。
クイズ大会
これはカンボジアの日本語学習機関対抗でおこなうクイズ大会です。それぞれの機関で日本語を学習している人が3人一組になってクイズに挑みます。日本でいうと「高校生クイズ大会」みたいなイメージですね(今もやってるかな?)」
・8チームが参加
・4チームずつで予選を実施。勝者1チームが決勝進出
・予選で負けた6チームで敗者復活戦→勝者1チームが決勝進出
・3チームで決勝戦→順位を決める
・問題は「日本にかかわるもの」「カンボジアにかかわるもの」の2種類
・問題の形式は4択と2択
という感じです。ZOOMとKahoot!を用いました。
・出場者3名は同じ場所からPCでZOOMに接続
・Kahoot!にはスマホで接続
→ ZOOMで問題を見ながらスマホで答える
・その様子をフェスティバル公式FBページで配信
はじめてのオンライン開催でしたが、楽な面と大変な面がありました。
回答の正解不正解の判断や、点数の計算をKahoot!が自動でやってくれるのは楽でした。オフラインでやったときは全員の答えをチェックして、点数も手動で見せるようにしたのでかなり集中しないと間違いが生じるんですよね。
反対に大変だったのは、参加者のICTリテラシー、ネット環境などの問題でしょうかね。みんながみんなZOOMやKahoot!の操作に慣れていればいいのですが、そうもいきませんからね。また急にネットから落ちることも考えられますし、そのあたりはひやひやしました。一応「ネットの不調による不利益は、参加者サイドが責任を負う」というルールを入れておきました。そのあたりはそうでもしないと絶対にオンライン開催はできませんからね(だから敗者復活制度を入れた)。
結局、あまり不都合は生じませんでしたので結果オーライですね。
と、ここまで言葉で説明してきましたが、興味を持った方は↓の公開されているビデオをご覧ください。基本的にクメール語での進行ですが、クメール語がわからない日本語話者が見ても大体内容はつかめるような体裁になっています。↓の写真をクリックすると動画に飛びます。
まるごとマッチ
これは私の所属機関で日本語を学ぶ学生のみを対象とした交流イベントです。↑のクイズ大会が日本語能力があまり問われないのに対し、この「まるごとマッチ」は日本語能力が高いほど有利になるというゲーム大会です。
日本語の実力がそのまま結果に表れてしまうとゲームとしては面白くありませんので、レベル別に3人~4人を1グループとし、チーム戦で競うという方式です。一人日本語が上手な人がいても、一人の実力だけでは勝てないということですね。これも完全オンラインですが、ZOOMのみを利用しました(そしてやはりFBページ配信)。
昨年はオフラインで実施したのですが、その内容は↓で見ることができます。今年はオンラインに移りましたが、基本的な進め方は似たようなものです。
■おもしろい!日本語学習クイズゲームイベントMarugoto Match!
なかなか口で説明すると難しいので、実際に使ったスライドの写真をいくつかはっておきます。
上の写真を見て、気になった方は↓のビデオをご覧ください。↓の写真をクリックすると動画を見ることができます。
まとめ
というわけで、最近行った二つのイベントについてご紹介しました。
オンラインでやるのは初めての試みだったので、タイムマネージメントが難しかったですね。クイズ大会は思ったより早く終わったし、まるごとマッチは思ったより時間がかかりました。まあその辺はしょうがないと思います。
私もこのイベントに絡んではいましたが、大部分は私の同僚がやりました。担当者は本当に大変だったと思います。でも、それだけになかなかいいイベントを開くことができたので、ここに記録しておきたいと思いました。みなさんのイベント開催のヒントになれば幸いです。